![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/bf/4f4c452f8919db61a6e2c2cea4248e4a.jpg)
標記の東京診断士会の研修に参加した。金融円滑化法が終了し、中小企業への支援が活発化するせいか、会場は満員。長椅子に三人掛けでちょっと窮屈だ。これでまる一日の研修。
経営改善では、診断士の場合、営業利益までの財務諸表は作るが、その先び財務3表は税理士さんが作る。しかし頼られる専門家になる場合は、診断士単独で財務3表に展開できる能力が求められる。この能力をつけるのがこの研修だ。
ケーススタディは、空気清浄機を販売している企業が対象だ。その企業の製品の売上数量、単価、営業費などとともに、受取・支払手形、未収・前払い消費税、労務費の計算方法などの条件が書かれている。これに基づいて、売掛金回収表、未収消費税回収表などを電卓で計算していく。
そして、最後にキャッシュフロー計算書、損益計算書、貸借対照表を作っていく。BSの貸方と借方が合致していかどうかでチェックできる。講師の方のお話だと、一度で合致する人はほとんどいないそうだ。という訳で私も総額1億円で2百万円ほど合わない。転記ミスか、計算ミスがあるようだ。この発見は難しい。結局時間切れ。
しかし、実際の仕事から、財務諸表を作成するのは初めてだ。今まではできた財務諸表を分析するのはしていたが、実際にこうやって作るんだということを、理解できたのは収穫であった。また診断士会の別の研修会で一緒だったお二人と席を並べたため、気軽に聞けるのもよかった。昼食時にも情報交換できた。このような情報交換は実に役に立つ。