資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

気象予報士的に面白い屋久島の気候

2015年02月28日 | 気象予報士ほか

 屋久島の気候は面白い。この時期島の北は雨が多く、南は少ない。これは北からシベリアの寒気が東シナ海の水蒸気をたっぷり吸って、島にぶつかり、風が強制上昇して、水蒸気が凝結して島の北側に雨が降る。南は乾燥した風が吹く。ちょうど本州の日本海側と太平洋側の関係と同じだ。

 宿にて。屋久杉は現在伐採禁止になっている。今加工できるのは、昔伐採して、捨てた材木を使っている。しかし,いずれこれもなくなるそうだ。すると屋久杉は入手困難になる。写真は宿の前で屋久杉の年輪と一緒に一枚。
 

 屋久島三日目は、まず紀元杉、推定樹齢3千年の杉だ。そして屋久杉ランド。ランドと言っても遊園地がある訳ではない。屋久杉の森の中を歩くのである。
 

  屋久島滞在中に、ガイドさんから、ウイルソン株というのを聞いた。島では珍しいカタカナの名前だ。今からちょうど100年前にアメリカのウイルソンさんが、屋久島を訪れ、島を世界中に紹介した。この功績で、山中の切株をウイルソン株と名付けられたそうだ。

 この株、大きくて、中は空洞になってる。そして中に入って、空を見上がると、空がハート形にぽっかり空いている。これが気に入ってお土産にクリアファイルや、ケータイケースを購入。この株は、豊臣秀吉の時代に、京都の方広寺大仏(方広寺はあるが大仏は今はもうない)に寄進するために切ったそうだ。

 ウイルソン株は屋久島で一番大きい縄文杉へ行く途中にある。徒歩で往復数時間もかかる場所だ。今度屋久島を訪れる機会があれば歩いてみたい場所だ。写真は、お土産のクリアファイルの写真。
 

 というわけで、温泉と屋久杉を満喫できた二泊三日の屋久島旅行であった。

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