資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

燃料電池とは

2015年02月25日 | ガス主任技術者資格とその活用
図解 燃料電池技術-本格普及のための材料・応用・インフラ開発-
クリエーター情報なし
日刊工業新聞社

 かなり前だが、日経テストという検定を受けたことがある。この検定は合格ラインとかがある訳ではなく、得点がわかる。そしてあなたはこの分野が得意で、この分野が不得意だから、この辺の知識を充実する必要がありますよ、と言ってくれる。そんな試験だ。結果は私の場合、なんと科学分野が弱い、と出た。いちおう技術者なんだが。そしてもっと科学に興味を持ちなさい、ということだった。

 それを思い出して、標記の書籍を購入。業界新聞に新発売と出ていたものだ。ガス主任技術者試験でも、燃料電池は出てくるため、それもあって強くならないといけないと思って購入。現在実用化されているのは固体高分子型PEFCと固体酸化物形SOFC、PEFCはその作動原理を講師業でやっているから多少の知識はある。SOFCは高温まではわかるが、後はわからない。  

 燃料電池の化学反応は、簡単だ。水素と空気(の中の酸素)が反応して、水になる。その際に電気を取り出すことできる。原理は昔からあったが、部材などが商用ベースに乗らなかった。電解質の劣化原因が解明されてきて、触媒の白金を使う量が減って、ようやく商用化に目途がついた来たようだ。そして家庭用の発電兼給湯の「エネファーム」ができた。1台確か200万円、そして「水素自動車」が発売になる。1台700万円だ。

  しかしまだ、電解質材料や触媒、水素貯蔵材料、はてはゴムまで高性能化、低コスト化しないといけない。原料となる水素インフラもなくてはいけない。水素スタンドは、まだ数億単位の価格だ。水素を効率的に運ぶには、液体にする必要がある。その温度は何と-253℃と、LNGより低い。また自動車に詰めるには、70MPaという途方もない圧力にする。これに耐えるものも大変だ。

  しかし、水素エネルギーは理想のエネルギー、何せ排気ガス?は水だけなんだ。次世代のエネンルギーだから注目しておきたい。東京都は、東京オリンピックでも積極採用する計画なようだ。

コメント
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