エネルギー管理士の免状が届いた。エネルギー管理士は、試験に合格し、1年間の実務経験を申請して、免状がもらえる。この免状をもらって、初めてエネルギー管理士と名乗ることができる。名刺などにも書ける。肩書きがつく。
私は、昨年夏に2年がかりの試験に合格し、1年間の実務経験を申請した。11月に申請しておいたんだが、3か月近くかかって免状が届いた。経済産業省から遅くなってすいませんと、メモがついていた。
私の場合、給湯設備や照明設備、空調設備などの経験があるが、一番身近な会社事務所の空調の経験で申請した。免状が遅いので、この申請に不備があるのかと思って心配していた。
これで、晴れて、エネルギー管理士である。次の名刺を刷るときには必ず入れよう。自己紹介の時には、この肩書きを入れよう。こんなに嬉しいのは、中小企業診断士資格を取った時以来だ。
資格の効果は、一般的に4つある。下記は、今度出版される「ガス主任合格本」に書いた内容の要旨だ。私の場合は、仕事上の効果はだいぶ薄れるが。一番左の本です。
(1)スキルアップ効果 実務上の知識のレベルアップ効果である。専門性をアップさせるにはちょうどいいターゲットになる。それに実際の仕事に使えるものもある。
(2)法的効果・対外効果 法的に必ず置かなければならない資格ならこれも効果だ。また、今すぐに必要なくとも後継者できれば上司は安心できる。名刺の肩書きにも書ける、それは大臣が証明してくれる。
(3)経済的効果 私の場合はもうないが、会社によっては資格を取ると手当がつく場合がある。それに処遇に関連して昇格し、給与がアップする効果もある。こちらは一生に換算すると莫大なお金になる。
(4)メンタル効果 私はこの効果が一番だと思う。受験勉強は一定の「セルフコントロール力」が必要だ。それに耐えて合格したのだから、周囲は評価する。また、「学習習慣」が身に付く。知識は時間がたつと陳腐化する。しかし学習すればいいのだ。この習慣ができることは大きい。