県総体のことを。
日程的にかなりタイトでした。本来であれば100mH の直前にマイルの準決勝があります。マイルの準決勝を考えたときに100mH の選手をどうするか。ここも考えなければいけません。人数が多ければ大丈夫でしょうがそれほど余裕はありません。「組織として戦う」というのを徹底していかないといけないと思います。200mに関しては「ショートハードルの準決勝」がなくなった影響が大きい。男子の最終組の選手が走り終わってスタート地点に戻ってきた時点で招集開始10分前でした。タイムテーブルの作成の時に私もいたはずなのですが気が付きませんでした。負荷が高い。
200mが終わってからマイルの決勝まではやはり短い。これはいつものことなのかなと。高校生がインターハイ路線を戦う上では「タフ」でなければいけない。1本だけ強い選手では上のラウンドには進めません。予選で力を使っても準決勝で走れるだけの「力」が必要です。圧倒的な力があれば問題ないかもしれません。しかし、一部の選手を除いてそれほどの力はない。走であればやはり「質」も「量」もこなせて行ける必要があるかなと思っています。
マイルの決勝。予選と同じメンバーで行きました。基本、元気なのは3年生の400m選手だけ。とはいってもこの日200mを2本走っています。1走は3年生のハードル選手。前日に400mH 2本、マイル1本、当日に100mH2本を走っています。2走は3年400m選手、初日に400m3本、2日目がマイル1本、3日目が200m2本。タフですからこれは大丈夫かなと。3走は2年生で400m3本、400mH2本、マイル1本でここまでに400m6本走っています。この子は春先に練習ができていないので負荷的にもきつかったかなと思います。良い練習になります。アンカーは2年生で4継3本、400mH2本、マイル1本、200m3本走っています。これがどういう意味なのか。ある程度の負荷をかけながら勝負していく必要があります。「フレッシュな状態でマイルの決勝を走る」というのは絶対にありえないからです。
そういう視点の中で「どう走るか」を考えていく。すべての個人種目を捨ててでも「リレーで勝負」というのは面白くありません。私自身は「個人種目で戦える」というのは大きな要素になります。言い方は悪いですが「弱い選手が集まる」だけでは戦えません。中国大会などを目指すのであれば「ある程度の選手」が4人いてくれれば十分可能性があると思います。個人で中国大会に行けない選手ばかりでもそれが4人集まれば十分に可能性が出てくる。「中国大会出場」はです。が、中国大会で勝ち上がることは難しい。「インターハイ」を考えると個人で「中国準決勝レベル」の選手が4人揃ったら可能性が出てくるのかなと思っています。その中に1人インターハイ出場するレベルの選手がいると確率が増す。それは指導する側として理解しておく必要がある。
疲れているから走れない。逆に「疲労感があっても走れる」というのは必要だと思います。圧倒的な力がない限りフレッシュな状態で決勝を迎えるということはないからです。マイルの決勝になると更に。今回は「マイルに賭ける」部分もあります。最終日の種目の出場に関しては検討します。それぞれが納得して走るかどうかを考える。走れる者から4人という前提は覆すことなくできればと思っています。
最終種目のマイル。予選と全く同じで。1走が他チームの妨害に会い大変な感じはありました。最後の直線で外側のチームがいきなり内側に入ってくる。それにより次のチームも次のチームも内側に・・・。内側から抜いていたところだったので驚いたようです。それでも何とか冷静にバトンを繋ぐ。その時点で独走状態になってしまったのでまたタイムが狙えないのではないかという感じでした。2走がバトンを渡したのが1分59秒くらい。3走も一人旅で2分58秒くらいで渡す。アンカーのフィニッシュが3分57秒。昨年の秋のタイムが4分8秒くらいなので10秒はタイムが短縮できています。とはいえ、このタイムでは話にならないのは確か。合格点とまではいきません。
結局このタイムで中国地区では6番目になります。きちんと走れれば3分53秒くらいは出せるのかなと。最低でも3分55秒は必要です。マイルでインターハイに進むことはこれから先の道を切り開くことです。ここができないと来年インターハイの決勝を目指すという話にはならないからです。3年生には以前から下級生をインターハイに連れて行ってもらいたいと話しています。今年の段階で決勝を目指すのは夢物語です。絶対に無理。しかし、もう1年あれば「可能性」はある。そう思っています。だからこそ今年は一人でも多くインターハイを経験する必要があります。
限られた時間の中でどのように戦うか。準備も含めてです。中国大会までの時間の使い方。ここが重要になります。ひたすら強化すればいいという話ではない。疲労を抜きながら次の準備をする。バランスだと思います。これまで培ってきた部分を活かせるかどうかは重要です。そしてそこに対して私自身の「モチベーション」がどれだけ高められるか。しっかりと考えていきたい。自分自身が何をするかです。多くのことを捨て去って「戦うため」にやれるかどうか。こちらに覚悟がなければ選手が覚悟を持つことは不可能です。
自問自答。これは続きます。何とかしたいという気持ちはあります。
また書きます。