kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

バトン走をする

2021-02-04 | 陸上競技

火曜日。この日は前日の雨によりグランド状態が微妙でした。私は朝からグランド整備。大きな水たまりができている部分がるのでそこの水の排水。グランドがくぼんでいるのでその部分はまた別の機会に砂で埋めようと考えていました。普段走るスペースにも水たまりができていたので排水して土を入れました。雨で流れてしまう部分もあるのですが少しずつ対策をしておかないといつまでたってもグランドがよくなりません。

 

朝練はドリル。何度か書いていますがこれは「自分が必要だと思うことをやる」という時間にしています。考えてできるか。周りに合わせてやるか。ここも大きな「差」になります。どうしても話をしてしまう者も出てきます。こうなると「時間は有効に使えていない」ということになります。わざわざ朝から体を動かす。午後の練習ではドリルに時間を割けないのでここでやっています。一律の練習にしてもよいのですがそれでは「自由度」が低くなります。自由度を高めるためには「自分が必要だと思うことをやる」という時間が必要になります。が、この前提に「必要だと思う」という部分があります。この部分がなければ「参加している」というだけになります。「自由度を高める」というのはこういう弊害がある。

 

これを「弊害」としてとらえるか。一律の一方的な練習になるとスムーズになるかもしれません。しかし、「考えない」選手にとってはこちらのほうが楽ですが、「やりたいこと」がある選手にとってはこれはマイナスになります。全員が全く同じ内容をやるという部分には限界があります。それぞれのhしりの特徴も違えば必要なことも違う。組織的にやることで「没個性」になってしまう。画一的、強制的にやらせることで「強化」はできるかもしれませんが、それ以上のことはありません。10年後に何も残らないかもしれない。もちろん、「考えずになんとなくやる」という部分であればこれも10年後には何も残らない。教育活動として何をするのか。考えさせられます。

 

午後は1時間程度会議。それが終わってからグランドへ。少し思うこともあってほとんど声をかけずに最初は見ていました。いつもいつも私が細かい指示を出して何かをするというのがいいとは思いません。決められたメニューが提示されているのであればある程度は意識するポイントは明確になっています。この冬はそれもあってある程度の「流れ」を示しています。細かい部分は若干変わりますがそれでも「流れ」はあります。慣れてくると「やるだけ」になってしまう。ここも考え物ですが。

 

バランス系をやってからサーキット。ドリルは最小限にしてDM投げと腰押し。前回実施した時に最後までメニューの消化ができませんでした。本来は「無駄な時間を削って間に合わせる」ことが必要です。そうでないと「作業率」が下がるからです。作業効率を保つというのは「内容」が減ってしまったら意味がなくなります。ある一定量を決められた時間内に終わらせることが重要。時間を延ばしたり、量を減らすことでは「作業率」の確保にはならないのです。それでも中途半端に練習が終わってしまうことがあるのでこちらも「やりたいこと」を残しながら対応しなければいけません。

 

いつも通りの流れにトーイングを入れてからバトン走。今はしゅう2~3回はバトン走を入れています。人数が少なくなるとこれが成立しなくなるのですが・・・。最大スピードの中でバトンを渡す。これの繰り返しです。「渡すこと」も重要ですがそれよりも重要なのは「速い選手に合わせる」ということです。競馬のことはよくわかりませんが「併せ馬」というのがあります。単独で走るのではなく他の馬と走ることで速く走れるようになろうというもの。競争というのではなく「バトン走」という形で実施しています。バトンを渡すためにはスピードを保たなければいけない。これが落ちてしまうと目標とする場所でのバトンパスができません。場所を決めてそこまでスピードを出します。走力差もあるので差を決めながら。

 

これを10バトン、25並走、60バトンという形でやっていきます。今は2本ずつです。トータルで4本ずつ走ることになります。課題とする部分に関しては話をしています。が、どうしてもバトンが渡らないとスピードを緩める者が出る。さらには手を上げた時にスピードが落ちてしまう者も。いろいろな局面でのバトン練習になります。同じ課題を何度も指摘しなければいけない選手も出てきます。「課題意識」をもって取り組めるかどうか。指摘されたことをきちんと理解しているかどうか。多くの条件が入ってきます。

 

60mバトンは最大スピードの維持がメイン。離れてしまうと絶対にわたりません。速い選手と一緒に走ることで自分のスピード感覚が変わってくると考えています。60mを普通に走って競争するよりもこちらのほうが効果的に最大スピードの維持ができると思っています。渡らないこともあります。その時は次にどうするかを考える。「バトンを渡す」というのは「手段」の一つであって「最大目標」ではない。渡すことがメインになってしまうと距離が詰まった時にスピードを緩めることになります。前に追いついてしまったら抜き去ればいい。その時のスピード感覚が重要だと思っています。「待つ」必要はない。

 

シャフト補強をしてからホッピングとスピードバウンディングで終了。時間的にシャフト補強で終わってしまうかもしれないと考えていたので「できればホッピングとスピードバウンディング」という書き方をしていました。「量」が減ったこともあり何とか時間通りに実施できました。この部分をもう少し増やしていければいいのですが。こちらも適切な判断をしながらやっていけたらとは思っています。

 

記録しておきます。記録。


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