kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

新春合宿2025~最終日午後~

2025-01-09 | 陸上競技

続き。やっと最後の所まで来ました。真面目に書こうと思うと時間が足りません。難しい。

 

最終日の午後、これは例年セミナーパークの裏側の坂道に行っています。比較的長い距離が取れるし幅も広いので。この日は平日ということもありほとんど人がいませんでした。補強者に迷惑をかけずに済むのであればそのほうがいいですから。このタイミングで長距離も合宿をしていました。朝の時点で足が痛いという選手がいて「様子を見てほしい」という依頼があったので食事をしてから長距離の午後練習が始まるまでの時間をケアの時間にしました。このタイミングでkida先生から電話もあったので話をしながら治療へ。

 

最終日なので16時には終わるように設定しています。帰りの電車のこともあるので。13時練習開始。これはなかなかタイトだと思います。昼食が結構重かったので選手の様子は心配でしたが。アップに関してはまた別の指導者に任せることに。こういう形のほうが「みんなでやっている合宿」という意識が指導者のほうにも持ちやすいかなと思います。私だけで指導をしてもいいのですが、「kanekoに任せておけばいい」という流れから「全員で選手を育てよう」という意識になるほうが長い目で見た時にプラスになると思います。

 

昨年のことを完全に忘れています。本数とかも含めて。スパイクを履いて動き始めるくらいまでは電話をしていたので細かい部分まで考えられませんでした(笑)。補強などで体を温めてもらったのであとは動けばいいかなと。最長で150mくらいの距離があります。伸ばそうと思えばもっと伸ばせるのですが、安全面と気持ちの維持の部分で難しくなるので適度な距離で。この距離をアバウトですが「60m・90m・120m・150m」に分けました。本当に適当に距離設定をしているので正しいかどうかは分かりません。ここでは「距離」はそれほど大きなファクターではないと思っています。距離は適当でもいい。競争して走り続けることが重要。一人で走るのは難しいので常に競争をしながら。今回の合宿のテーマだったと思います。

 

最初はアップを兼ねて「スキップ走」で。これも競争しながら。それぞれ1本ずつにしたと思います。とにかく元気を出せるかどうか。大きな声を出しながら全体を鼓舞するようにしてほしいと伝えています。やはり、女子は声が出ません。男子に比べて女子の人数のほうが少ないというのもありますが、やはり元気がない。うちの選手も同様でした。結局はここの部分ではないかと思っています。殻を破れない。だから「めちゃくちゃ伸びたね」という選手が出てこない。「想定の範囲内」にしかなりません。もっと大きな成長をするためにはやはり「殻を破る」という部分が必要になる。

 

スキップ走から走練習へ。少しの休憩時間に他校の選手がスパイクを履いたままアスファルトの上を歩いています。何をしているのかなと思ってみていると少し離れた建物のトイレを利用しようとしている感じでした。大声で呼び戻しました。トイレに行くことを注意しているわけではありません。スパイクを履いて建物に入ろうとしていることを注意しているのです。通常考えたらわかると思います。グランドで練習をしていてそのまま校舎に入ることはありえません。それなのに普通に建物に入ろうとしている。ここまで話をしないといけないのか。注意して呼び戻すと今度は別の建物に入ろうとしています。この建物は「一般人は立ち入り禁止」の建物です。練習が始まる前にその旨伝えています。それなのに入るのか・・・。練習をするとかいう前の段階を越えていかなければいけません。

 

走練習。「60m・90m・120m・150m」をそれぞれ3本ずつ。勝ち上がりの形で実施。より上のグループで走ることを目標にしてもらいたいなと思っていました。男子はかなり高いレベルでの練習になります。少し気を抜けば下のグループに落ちる。その状況を楽しみながら練習をしてくれている様子でした。私自身がどうこうではなく「選手自身が雰囲気を作る」ということができていたと思います。その反面、女子はほとんどの選手が下を向きながらやっている。ここですね。私は普段からめちゃくちゃハードな練習を求めているわけではありません。時と場合によって求めることは違います。女子はリーダーやムードメーカーが不在の状況。誰かが引っ張っていくという感じが必要なのですがそれがありませんでした。これは今シーズンを象徴しているのかもしれないですね。

 

うちの女子選手、ショートスプリンターですがこの合宿では積極的に前で走っていました。性格的に大きな声で引っ張っていくということが苦手。だからこそ「走る」ほうで全体を引っ張る。今回は男子のグループに上がってさらに上のグループに上がっていくという感じがありました。上がって終わりではなくさらに上にという感覚。日誌などを見ても目標意識が高い。こちらが求めることは最低限という感じです。この姿を見て周囲が何を感じるか。一緒に走ることで様々なことを感じるはずですが、自分たちの学校だけで走っているチームも。勿体ないなと思いますね。

 

うちの3年生も走っていましたがそれなりに・・・という感じでしょうか。力はあると思いますが。すべてでチェックしているわけではありませんが2年生の選手に1本も勝てなかったのではないかなと思います。もっといえば「勝ってやろう」という姿勢が足りない。何が何でもという気迫を持てないから最後の一押しが効かないのだと思います。勿体ない。2年生が走れているというのはありますが、そこに対して「勝てないから」という感覚で取り組んでいないか。結局は勝負です。そこの感覚を持てるかどうか。

 

ある程度走ってスピードレベルが落ちてきたので少し休んで「90m×3ー60m×3」を。最大スピードで維持できる距離です。この距離になると「走り切れる」という感覚になるのでスピード維持ができます。まずまずかなと。見ていて競争もできていました。本来は距離が伸びてもそのスピード感覚でやってもらいたいなと思う部分です。女子も距離が短くなるとそれなりにやることができます。本当はどの距離でもやるべきなのですが。

 

最後に150mの「勝ち残り走」を。昨年度も実施しました。負けたら次から走れないという練習。これは「走らなくてラッキー」と思うか「残れなかった」と思うかで全く意味が違ってきます。「負ける」ことに慣れている選手や「勝ちたい」という思いが小さい選手は走らないほうが疲れなくていいので早く脱落したいと思います。最後に6~7人を残す形なります。トップ選手も本数を考えて力の配分をしていきます。普段なら最後尾を走っている選手でも他の選手が「余力を残す」という走りをしている状況下では「逆転」もあり得ます。先のことを考えて余力を残しすぎると負けてしまう場合もある。ここは難しい判断です。1本だけでも多く走ろうと思えばどうすればいいか。その組で最後の1人にならなければいいだけです。

 

見ているとある程度の逆転があった気がします。うちの女子、1人だけ6本目で落ちました。実力的にはもっと上で走らないといけない選手です。自分自身の自覚もあると思います。苦しくなってきたときに「もういいや」と思う部分がある。何が何でもとがむしゃらにあがいて上を目指すという姿勢が圧倒的に足りません。それが結果に直結しています。「走力」だけではない。「絶対に強くなってやろう」という気迫が出てくれば落ちそうになった時に足掻くことはできます。見ていてその様子は全くありませんでした。殻を破る。これができない限りは持っている能力を最大限に引き出すことはできないと思います。

 

7本目。男子は400m47秒台の選手がトップ、2位は200mで中国新人に出場した選手でした。ある程度のレベルです。2位だった選手が「追いかけても届かなった。別格。」と口にしていました。悔しいと思います。ガチンコ勝負をして負ける。そこから学ぶことはあると思います。中途半端な取り組みをするのではなく出し切って負けたということは完全に「力不足」ということですから。それを感じて次に勝負するときまでにどうするかです。女子はうちの2年生がトップ。ちょっと力の差がありすぎました。2位は3年生の100mH の選手。これは苦手な練習ですがやり切ったという感じです。こういう部分は評価できます。大阪室内に向けて怪我無く練習を積んでいってもらいたいですね。

 

3日間の合宿終了。最後に勝ち上がり走の上位3人には景品を渡して今シーズンの目標を口にしてもらいました。他の選手にもエネルギー補給用のゼリーとカルシウムと鉄のウエハース。栄養学で学んだことを生かしています。意識づけ問いして必要なことではないかなと。やりたいことはできました。残念なのは「全員が殻を破ることができなかった」ことでしょうか。難しいことだとは思います。もっと工夫をすれば違った結果になったかもしれません。しかし、結局は「本人が望むかどうか」です。チャンスや刺激を与え続けていますがやるかどうかは本人たち次第。我々にできることは限られています。

 

他の指導者がどう感じたか。これは気になりますが。選手にとってこの合宿がプラスに働けばいいなと思います。長々と書きました。お許しください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新春合宿2025~最終日午前~

2025-01-08 | 陸上競技

続き。

 

1月6日。合宿最終日。朝の時点で雨が降っていました。気温がそれほど低くないというのが救いでしたが。朝練は中止。退所の準備をさせることに。事務的なことを他の指導者にお願いしている部分もあったのでここは任せることに。前日に栄養の話をしていますが、ご飯のお代わりをする選手は少なかったですね。ある程度のエネルギー確保は必須。運動量に見合うだけの栄養は取らないといけません。

 

8時30分くらいには練習ができる状況になりましたが、通いの選手がまだ到着していないので歩きながら待つことに。かなり筋肉痛になっているようでしたから、体を動かし続けることで多少なりと筋肉痛が治まるかなと。めちゃくちゃ走っているわけではないですが4回練習をしているというだけでもそれなりに負荷がかかっているのだと思います。9時前にはそろったので練習開始。この日は11時半に食事にしていたので早めに終わる必要があります。タータンの上は水たまりができていたので坂を使ってのアップ。前日にも行ったようなことを。2人1組や3人1組で声を出しながらやっていくような種目を。活気を出す必要がある。もちろん、それができない選手もいます。どうせやるなら前向きな雰囲気の中でやるほうがいいに決まっています。そこの感覚がどうか。

 

次は少し走りたいと思っていたので急な坂(崖?)のダッシュ。20mないくらいの距離だと思います。その距離を一気に駆け上がる。15人くらいずつが全力で駆け上がります。これを10本。坂道練習は上がった分だけ降りなければいけません。降りる時間がもったいないのですがこればっかりは仕方ない。階段を使って降りる者、坂をそのまま降りる者とパターンはいろいろ。ゲーム性は低いですが「ひたすら競争」としているのでそれなりに走ります。何人かがフライングをするのでハンデを与えながら。ハンデを与えて数メートル下げたほうが走りやすいということが判明したので、10本走った後は助走をつけての駆け上がり5本。

 

そこからはスパイクを履いて。寒いのもあって休まず走りたいなと。これもセミナーパークだからできる練習なのですが、なだらかな下り坂をスパイクを履いて走る。もちろん、競争で全力。男子はグループを変えながら走るようにしていました。かなり強い選手も複数いるので同じメンバーだけで走るのは面白くない。女子は・・・なかなか変わりません。貴重な機会だから自分よりも力が上の選手と一緒に走ろうという気持ちをもってくれるといいのですが。この雰囲気が山口県の女子のレベルを示している気がします。現状維持ができればいいという感じにしかなりませんね。90mくらいの下り坂を6本。

 

午前中の最後はトータル200mくらいある坂を走る。一気に走ると最後走るだけになってしまうので90m走って20m歩く、そこからさらに受けに向けて90m走る。で、10mくらい歩いて少し下りになっている坂を100mくらい走る。これで1サイクル。時間が許す限りという感じで練習をしました。当然のことながら競争です。6人くらいが一斉スタート、仕切り直しという繰り返しです。年末の合宿の記事にも書いていますが「エンドレスリレー」的な練習は好きではありません。差がつくので面白くない。距離が長くなると最後は惰性で走ることになるので効果が出ない。そうならないように短い距離で区切って「いつも最大スピード」で走れるようにする。競争させることで質が上がると思っています。

 

時間が許す限り。と伝えていたのに3サイクル目に入るときに勝手に「ラスト行きます」と声を出していました。いや、終わらないし。とはいえ、水分補強も含めて数分間休む必要があるかなと思ったので先頭が走り終わってから5分後に移動を始めて坂を下るようにしました。見ているとやはり女子は悲壮感が漂います。男子はおかれている現状を楽しむ選手も。この差は大きいと思っています。女子選手で「嫌だな」「走りたくない」と思っている選手が複数いる感じが伝わってきます。何度も何度も全体に声掛けをしていましたが上手く入りません。結局、こういう部分なのかなと。だから飛躍的に伸びることが無い。中国地区における山口県の女子のレベルを感じ取れるかどうか。まー、何が何でもIHにという気持ちがあるかどうかも影響してくると思いますが。個人的な感覚としては「物足りない」と思いますね。

 

それでも更に3サイクル実施。「負荷をかける」ことを考えるとやはりやっておく必要があります。距離的にもそれなりに走っていますし、質もある程度以上は確保できている。うちの2年生女子はこのグループの中では圧倒的に強かったですね。仕方ない部分もありますが、男子と走っても何本か勝っていました。長距離選手かもしれませんが(笑)。男子と一緒に走って勝つというのも刺激としては大きいと思います。練習が順調に進んでいるというのを感じることができました。元々、能力はありますしストイックに練習に取り組みます。それが大きな怪我もなく練習ができているというのも大きいと思っています。悪くない。

 

11時15分くらいには練習を終えました昼食を食べないといけないので。前日の昼食はチャーハンだけで物足りない部分がありましたが、この日は揚げ物が3種類・・・。これはヘビーですね。まったく食が進んでいませんでした(笑)。午後からの練習のことを考えるとちょっと可哀そうになりました。次回以降はうどんなどのように「食べやすいもの」「消火に良いもの」を注文したほうがいいなと感じました。

 

がっつり走る日も必要。一人ではできない。集団で練習をするからできる部分もあります。数の力は偉大。

 

残すところは午後のみ。記録として。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新春合宿2025~2日目午後~

2025-01-08 | 陸上競技

続き。

 

2日目の午後。ここからはある程度走りたいと思っていました。ここまでの3階の練習はそれほどやっていません。補強はそれなりでしたが走練習はほぼ0。楽勝だったと思います。6回の練習で全て走ってしまうと足が持たない。ケガをさせてしまったら終わってしまいます。それは避けたい。技術的な要素も改善したい。色々とやりたいことがあるので明確に分けながら。

 

午後の最初も他の指導者にお任せ。補強をやってもらいたいという形で委託。基本的な補強を少しやってから「TABATA」を。TABATA自体はオールアウトを目標に実施します。それなのに最初から(笑)。ひどい(笑)。最初は体幹系の種目を実施。2セットやっていました。そこから下半身系の補強になる。これはなかなかハードだったと思います。確実にヘロヘロ。もちろん、最大限の力でやれているのかも問題だと思いますが。やるだけになる選手も出てくる。きつくなった時に本当の姿が分かるようになっています。こればっかりは仕方ないかなと。励ましながらでしたが。

 

そこから短い坂に移動。少しは走らないといけないなと思っていたので。人数が多いので時間がかかるという問題点はあります。狭いスペースなので1回で5人ずつくらいしか走れない。20組近くになるので上がって降りてくるだけではなく下で少し待つ時間が生まれます。もったいない。休む暇なく走り続けたいのですが。雰囲気づくりというのもあったので変形ダッシュを。20mくらいでしょうか。走力の差が出すぎないように短めの距離設定にしました。IHで入賞した選手も参加してくれています。そうなると距離を延ばすを単純に「足の速さ」で勝負が決まってしまいます。そうなると面白くないので(笑)。

 

ひたすら。18本程度やりました。女子でも勝ち上がった選手は男子と一緒にやるようにしていました。集団の後ろのほうに行けば行くほど「活気がない」という特徴があります。これはどこの集団でも同じだと思っています。「やらされている」という部分。前にいる選手は「練習を楽しむ」という雰囲気がありますが、後ろにいる選手は「ついていくだけ」になります。もちろんそれでも速い選手は速い。一人で練習をするなら自分のペースでやればいい。普段の活動の中では変形ダッシュを18本もやるというのはないと思います。合宿だからできる。その意味を考えてもらいたいなと。しつこくしつこく「声を出すこと」「積極的になること」を言い続ける。他の指導者もフィニッシュ付近でひたすら声掛けをしてくれていました。自分たちの練習を自分たちで作り出す。その感覚。

 

ある程度走ってから真面目に走練習。最大90mくらいの坂を3等分して走ることに。短い距離を5本、真ん中までを4本、一番上までを3本だったと思います。休憩なしで全力で走る。男子の先頭などは見ていて面白かったですね。勝ってやろうという雰囲気があります。競争することで自分自身のテンションを挙げていく。上述のIH入賞選手も常にトップで走るために全力で走っていました。400mの47秒台の選手もいたので気を抜けないというのもあったと思います。漠然と走る選手と勝ってやろうと走る選手。どちらの質が高くなるかは言うまでもありません。女子も同様。速いかどうかではない。明らかに上位層と勝負をしようとしない選手も出てきます。この合宿でしかできないことがあると思っています。力比べという意味合いでも前で本気で走って今の自分自身を知ることが重要。難しいですね。

 

この日もミーティングを。今回は「栄養学」について。少し前に初任校の時の教え子から連絡をもらっていました。金融関係の就職先を辞めて数年前から友人と一緒に起業をしているということ。栄養学や体のコンディションなどもやっているという話でした。せっかくなので合宿の時に話をしてもらうことに。特に女子選手の貧血についての部分が気になっていたのでそこに特化した話をしてもらいたいと。男子は身体づくりの内容をメインにして。単純に我々が話をするだけではなく「第三者」から話を聞くことで伝わる部分もあると思っています。

 

不足する部分を私自身が少し補足もしました。わざわざ4人で来てもらってのミーティング。ありがたいことです。色々なつながりがあってそこから様々な部分が生まれる。別に私自身がどうこうではなく、選手にプラスになればいいなというだけです。教え子たちも「営業」という意味があると思います。それは当然あってしかるべき話かなと。すべてを無料でやってくださいというのではなく「win-win」の関係性を作っていく必要がある。情報を提供はします。それをどう受け止めてどのように利用するか。強くなるために「きっかけ」を与えていくことは重要だと思っています。

 

19時半から初めて20時半くらいまで。さらに残って質問をしている選手たちも。自分自身の身体について考える、理解する。それはすごく大切なのではないか。「参加する」だけから「自分事として考える」ことができるようになるか。限られた時間をどのように使うかも大切だと思いますね。結局、21時過ぎまで質問している選手も。いい時間だったのではないかなと思います。










 

2日目終了。やりたいことはできているかなと。あとは選手がどのように感じるかだと思いますが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新春合宿2025〜2日目午前〜

2025-01-07 | 陸上競技
続きを。

1月5日。合宿2日目。大学生も数人参加してくれていました。3年生の参加も。人数を増やしたいわけではありません。人が多ければそれで良いという話でもありませんし。それでも「数は力」という部分があります。100人近い人数の中で練習をするからこそできることもある。もちろんその中に埋もれてしまう選手も出てくると思います。全員が宿泊しているわけではないので前日のミーティングを聞いてはいません。どのように取り組むかが大切。

2日目の朝は寒かった。とは言っても通常の冬よりは過ごしやすい感じはありました。風が強くなかったというのもあります。我慢できるレベル。この日はまた別の若い指導者にアップをしてもらうことに。これまでは全部1人でやらないといけない所がありました。投擲は別の場所に移動して練習をしています。投擲指導者にアップをお願いしたい所なんですが。若い指導者に任せていく。こうやって大人数の前で指導をする経験はこれから役立つと思っています。

音楽を流しながらダンスで身体を温める。若い(笑)一緒にやっていました。選手も楽しそうに身体を動かしていました。通りすがりのスポ少?の関係者も動画撮影していました(笑)。それはそれで良いのかなと。






そこから私が。ここは前日の流れの中で。前の記事にも書きましたが「自分で強くなろうとする」という姿勢は必須だと思っています。ある程度の情報を与えながらになりますが、「やるべき事」「やりたい事」は示しています。それに対して自分自身がどうするかです。前日の練習に加えて壁を使った膝の引き出しと膝と腰の連動の動きを少し教えました。意味も伝えながら。そこからあとは30分くらい自分達でやるようにと指示をして放置。

2泊3日の合宿だからできる事があると思っています。去年と比べて時間があります。すぐに走らないと負荷をかけられないというのではない。6回の練習の中である程度割り切って取り組める。半分は動きをメインに出来るというのは大きな事かなと。

近くで見ながら出来ていない選手に対して個別にアプローチ。意識してやっていない選手も少なからずいます。これは数の原理として仕方ないと思います。ひたすらやろうとして出来ないのであればこちらも指導をします。速いからとかではなく。今回やりたいことを徹底する為の時間。自分自身がどう時間を使うかだと思います。きちんとやっている選手はそれなりに重心移動も生まれますし、足運びも改善されていきます。

そこからスパイクを履いて芝生の上で加速段階の動き。最初の重心移動を生み出すためにどうするかです。ここも徹底。両足を揃えた状態(足幅は肩幅)で立ち幅跳びの感じで跳び出します。遠くに重心を動かす。で、1歩目の接地の角度をきちんと作るという流れ。ひたすら繰り返しました。そこからスピードバウンディングのような感じで進む。重心移動を大きくして更に膝を引き出す。途中何度か止めながら課題を追加していきました。段階的にやることを増やしていくことは大切だと思います。一気に詰め込まない。ずっとグランドで見ながら変化を感じたら次に進むという感じでしょうか。

前日から引き続きやってきた「膝締め」はこの加速段階でも必要です。ここはすごく大切。あまり言われていない気もしますが。ここはしつこくやりたい所です。

そこからマークの距離を普通の状態に戻して実施。スプリントの最初の動き。加速段階ですから身体の傾きも必要になります。目線でコントロール。毎日やり続ければ変わって来る部分ですが限られた時間の中でどう伝えるかですね。基本的なことも含めて2時間近くやったのではないかなと思います。

地味ですが段階的ならやっていくことでいろいろなことが変わっていきます。盛り上げながらやる練習ではないので細かいことは言いませんでしたが。指示を出した後の返事ができません。言われてそれに従うだけ。せめて反応があると良いなとしつこく「返事がない」というのは言い続けていきました。普段からそういう場面がないのかもしれません。練習中に何か指示があったら返事をする。それは当たり前だと思うのですが。

私の力で何ができるかですね。一気に変えれるほどのカリスマ性もありません。それでも目の前にあることをどうするかだと思っています。

やりたい事、伝えたいことを入れながら。真面目にやっています。ひとまず記録しておきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新春合宿2025〜1日目午後〜

2025-01-07 | 陸上競技
続き。

1日目の午後。昼休みの間に夜に行うミーティングのスライドを作りました。もっと早く作っておけという話ですが。通いで参加されている指導者にもある程度の概要を伝える事に。「合宿らしい合宿を」という要望が出ているのもあってそれに応じる形で。真面目。

午後は最初から社会人選手のnonoさんに任せました。身体の使い方も含めてやってもらう事に。現役選手の感覚がそのまま高校生に生かせるかどうかは分かりません。長い時間をかけて培ってきた感覚なので様々な経験を経て今の感覚になっているはずです。だからこそ身体の使い方などに関してはしっかりと考えながらやっているはずです。完全に任せました。少しドリル的な動きもやってもらいました。「乗り込み動作」の部分。しっかりと軸足に乗り込むという感覚を作る。足の動かし方は私がやっている感覚とは違う部分がありますが、しっかりと乗るという方法を感じてもらうには非常に良い練習だったと思います。ここが1時間程度。ありがたい事です。

そこからはひたすら「足運び」を。膝を締めて前に運ぶ。その場での膝締め。片足での膝締めと接地。腿上げ。これだけで2時間はやったと思います。その場での膝締めもかなりの時間を使いました。

今回は「基礎的な動きの徹底」というのもありました。もちろん普段やっていない選手は何のことなのかわからないと思います。それでも練習の合間に全体を止めて「なぜその動きをするのか」という部分を伝える。で、ひたすらやらせる。この繰り返しでした。道具はスティックしか持ってきていません。ここも意図的にです。色々な道具を使ってやる練習会の方が効率はいいと思っています。しかし、それが自分たちが学校に戻った時にできるかどうか。フレキハードルを使った練習は効果的ですが高さや距離など詳細設定が難しくなってきます。フレキが高くなると腰が引けたりして悪影響まで出てくる。その部分は高校生に説明はしますが、道具という別の要因によって制約を受けるので今回は徹底的にスティックだけで練習。

もちろん、意識の差も大きいと思います。動きの変化がある選手は長時間になっても他の人に動きを見てもらいながらやっています。単調な動きしかやらないので飽きてくる選手も出てきます。当然ですね。ここに関しては声出しとか雰囲気作りではなく「自分の動きに対してどれだけ考えられるか」だと思っています。

細かい技術的なことをやらなくても「速い者は速い」というのが現実です。しかしながら我々が預かるのは「普通の選手」だけです。スーパーな選手はいません。スーパーな選手であればあまり細かいことをやらない方が良いと思っています。感覚を崩す事になるので。走る感覚がない選手が大半の場合にどうするか。地味な練習を繰り返してやっていくだけです。

面白いのはその場で膝締めと直線的な足運びができても少し重心が動いたらできなくなります。当たり前の話なんですが。その場で膝締めを繰り返してから2人1組で接地と腰の移動の練習を。先ほどの乗り込み動作と同じ感じです。どうしても腰が乗り切りません。速い動きではなく移動がない中でやるとなるとこの辺りが非常に難しくなります。それでも基礎的なことはやり続けておく必要がある。

そこから2足程度のスティックで少しずつ進みながら膝締めをする。何度かお手本を見せました。間違いやすい所は説明をして。それでも話を聞いていないので全然違う動きをします。膝締めのスティックドリルは「2つで1つ」の動きをしています。スティック3本で1回の接地の動きをする。言葉で説明するのは難しいですが。それなのにスティック3本で2回接地をする選手が複数名出てきます。動きを見るようにと伝えていますがきちんと見ていないのだと思います。

集団の後ろの方にいる選手はかなりの確率で動きが変わりません。見ていると修正しようという気概もありません。そこに対して徹底的に指導する必要はないと思っています。冷たいかもしれませんが。昔ならそういう選手には「もうやらなくても良い」と伝えていました。時間と労力の無駄になるからです。しかし、今はスルーするようにしています。前の記事にも書きましたが「変わろうという気持ちがない」のであればお互いにしんどくなるので。適当にやるだけでは何も変わらない。できないをできるに変えようとしているのであれば手を貸します。そうでなければきちんとやろうとしている選手はに対してサポートする方が良いと思っています。

これもかなりやってから腿上げ。普段は4足で行いますが今回は3足。狭いです。が、広がるとできない選手は膝が締まらなくなりますし、足が回り始めます。たった2時間程度で全員の動きが圧倒的に変わるとは思いません。重心の移動が生まれ始めればそれだけ足運びは難しくなります。型にはめるだけでは良くないと思っています。ある程度の基礎的な動きを習得させてから次の動きになれば良いなと。それぞれの個性に応じた走り方にすれば良い。基礎基本は徹底的にやっておきたいなと。

練習強度としてはそれほど高くなかったと思います。3日間あるので。技術的な部分の変化と心の変化を生み出す。そのためには時間が必要です。補強はそれなりにやったので筋肉痛にはなっているかなと。

夜はミーティングを。集団生活についての話も少ししながら。きちんと視覚的に理解できるようにスライドも作っています。真面目。私からは「モノの見方」に関して。騙し絵を使いながら。同じモノを見ても見え方が違う。視点が違うので入ってくる情報も変わってきます。指導を受けている内容をどう受け止めるか。ここによって様々なものが変わってくると思います。同じ指導を受けても変わる選手と変わらない選手がいる。どう物事を受け止めるかです。

更には練習への取り組みの話。集団で活動をしている。最初はみんながやる気でも1人がネガティブな発言をすることでそれは周りに影響して行きます。練習の質が下がる。それにより練習効果は圧倒的に下がります。どうせ練習をするならネガティブな言葉ではなくポジティブな言葉を発する。各自でスマホでポジティブな言葉を調べさせました。前向きになるためにどうするかです。それを練習中に発するようにして周りをプラスの方に引っ張っていくようにする。

当たり前の話しかしていません。

その後、nonoさんに話をしてもらいました。スライドを作ってくれていたのでそれを見せながら。高校時代のこと、大きな怪我をした時のこと。現役の選手が今の自分と向き合いながら取り組んでいく。その時々にどのような想いを持って取り組んできたのか。過去の自分と今の自分を比べる。7種で1000点違う。悔しいけどリハビリ途中。今できることを精一杯やって目の前の成長を認めていく。






本当はもっと色々と話があったのですが、私が話した内容ではないですし、合宿に参加して宿泊した選手だけの利点だと思っています。夜の時間の有効活用ができたのではないかなと。我々だからできる合宿な形にしていけたら面白いなと思います。

真面目に1日目を終えました。爆睡(笑)普段よりも早めに寝てしっかりと眠ることができました(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新春合宿2025〜1日目午前中〜

2025-01-07 | 陸上競技

1月4日から6日に合宿を実施しました。かなり前からやっていたのですが、コロナの関係もあって縮小していました。この時期に一緒に合宿をしていた先生方も転勤があってタイミングもなくなっていたのもあります。が、一部の強い要望があって合宿を再開することに。これまで一緒にやっていた先生方がそれぞれの場所で合宿をするということなのでメンツが変わっての合宿となります。

 

今回は宿泊と通いも含めて約100人くらいの人数での合宿になりました。2泊3日なので技術的なこともやりながらしっかりとした走り込みをするという時間にしたいなと。それぞれの合宿があると思います。どのようなスタンスでやるのかは分かりません。私はこれまでやってきたことの流れを大切にしていきたいなと思っています。自分自身が育ててもらった合宿なので若い指導者にも参加してもらって「指導の場面」を作りたいなと。私だけで何かをするというのではない。こういう場面で「kaneko任せ」になる部分が多くあります。しかし、その流れを変えていくことは将来的に必要だと思っています。選手たちにとってもいろいろな指導者からの指導を受けるというのは重要だと思っています。

 

さらに今回は山口県出身のnonoさんにも合宿に参加してもらいました。教員の立場だけではなく社会人選手からの刺激をもらいたいなと思っていたからです。色々な経験をしている選手ですからそういう部分を高校生に伝えてもらう機会を作る。これも他の合宿などではできない部分かなと思っています。これまでの「つながり」の中で何ができるのかをこちらも考えていく。それが高校生にプラスになればいいなと。

 

私自身は自分が認められることに対して「価値はない」と思っています。私だからできるというのではなく「高校生に何がプラスか」を考えるだけ。それ以上でもそれ以下でもない。ここ最近の「部活動の地域意向」の流れの中で「今までとは異なる雰囲気」が活動の雰囲気があります。それでも強くなるための「雰囲気づくり」が重要です。一人でやるというのではなく「チームとしてやる」という部分。合宿というのは臨時の「チーム」だと考えています。この2泊3日の中で「いい練習をする」というのは大切です。見ていて感じるのは「受け身になる」という選手が多すぎる。自分が主体となって練習をするという意識が少ない。ここの自覚もないと思います。それに気づかせるための合宿であればいいなと。

 

1日目の午前中は1時間程度「体ほぐし」の時間として他の先生にやってもらいました。遊びながらという感じで。普段とは違う感じで色々とやるのは見ていて面白いですね。そこからはひたすら坂道を使って補強的なことを。この中でペアワークを行って声を出しながらやる時間を増やしました。男子が積極的に声を出して引っ張ってくれていました。それでもまだまだ声が出ていないなという感じがあります。合宿というのは「非日常」です。その中で「声を出す」「元気を出す」という経験をさせてあげる。いつも自分たちがやっていることが「当たり前」にならないようにしたいなと思っています。もっと違う世界がある。いつもの自分たちがやっている「雰囲気」とは異なる中で活動をして「何か」を手に入れてほしいなと思っています。

 

これはあくまで私自身の考え方です。合宿をやって「技術的なこと」だけをやる。それはそれで意味があると思っています。しかし、大切なのは「物事に対する取り組みの姿勢」だと考えています。自分たちで何かをする。その環境を与えてあげることが我々の役割ではないかなと。「主体的な取り組み」「自主的に考える」という部分。「クラブチーム」や「地域移行」が進む中でこれまでとは異なる流れがあります。「自主的」「主体的」という言葉だけがもてはやされる。現実はどうか。やはり最初は「考える材料」を提供する必要があると思っています。ある程度の判断材料がなければ考えることはできない。


だからこそ「1日目の最初」に関しては「どうやって雰囲気を作るか」を考える材料を与えていく必要があるのかなと。伝統がある学校だったり、雰囲気が作れる学校であればそこまでやらなくてもよいのかもしれません。意図的にこちらが徹底的に声掛けをし続けました。選手よりは大きな声を出して雰囲気作りに貢献する。他の指導者も協力してくれて積極的に声掛けをしてくれていました。ありがたい話です。


練習をするというのも必要なのですが、どうやって雰囲気を作るかはもっと大切だと思います。多少時間が前後しますが「挨拶をすること」「練習に集中すること」についても話をしています。挨拶一つにしてもほとんどの選手ができません。基本的な活動ができないというのは良くない。そこに対しては厳しく話をしないといけないと思っています。


時代に即していない話なのかもしれません。それでもベースになる部分に関してはきちんとやらないといけない。伝えないといけない。この合宿の目的は「取り組みの姿勢」の見直しという意味が大きいと思っています。


とにかく午前中は坂を使っておんぶ走をしたりスキップをしたりと練習というよりは身体を動かすという部分が多かったと思います。見ていると同じ学校の選手としかペアが組めなかったり、後ろの方でこっそりとやっている選手もいます。ここが変われるかどうかなのだと思います。もちろん「変わる必要性」を感じないのであれば我々がどのような準備をしても変わらないと思います。昔なら一人一人に話をしていたかもしれません。今は時代的にそこまでしなくてもいいのかなと。


こちらはキッカケを与えます。それをどう活かすかは人それぞれ。こちらが全てはできないので。午前中だけですでに筋肉痛になっている者もいたようです。年末年始にどれだけ身体を動かしていたのかという話になりますね。それも踏まえての午前中。


練習内容というよりは合宿の意味が大きい感じがありますが。一先ず記録しておきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年始のこと

2025-01-07 | 陸上競技

あっという間に時間が過ぎています。

 

2025年。基本的に「年が明けた」ということで「よそよそしく挨拶をする」というのは若干苦手です(笑)。節目節目ということもあるのでしょうが。無礼な部分もあるかもしれませんがお許しください。

 

1月1日。初日の出を見に行くことに。長男が帰省していました。本来であれば長男は友達と一緒に初日の出を見に行く予定でしたが、友人がインフルエンザに感染したということで行くのを取りやめていました。ということで二人で一緒に近くの山で初日の出をみることに。上に書いたことと矛盾する部分があるのですが。「自分の中で気持ち新たに」というところですね。年始の挨拶とは若干違う部分です。自分自身の中で・・・というだけ。

 

 



 

 

その後、次男が受験生なので防府天満宮へ。次男不在で。長い階段の所に木で作った干支の蛇がありました。すごいですね。技術的にこんなことができるんだと。初詣をしてからキットカットとのコラボイベントがあったので参加。おみくじを引きましたが「小吉」でした。マーそんなものだと思いますね。今年も期待が薄いですね(笑)。

 

 







 

 

1月2日は朝から散歩。7.2キロちょっとくらい歩きました。ペース的には激遅いのですが。年末の中四国合宿での運動不足を感じたので少しずつ歩くことも必要なのかなと。意識的に歩かないといけないですね。初任校まで歩きました。よく練習でも使っていた場所です。授業の中で「写真の構図」などでここで写真撮影もしてました。懐かしい。池に木々が映り込んでいて印象的だったので撮影。一応。放射線図法とシンメトリーを意識。もう少しうまく写真が撮れるといいのですが。

 





 

箱根駅伝をつけながら「FOD」で刑事ドラマをひたすら見続けました。映画版なども含めて。インフルエンザに感染した時にも同様にドラマを見ていたのでその延長です。自分だけの時間をひたすら。

 

1月3日は前日同様、散歩から。近く(?)にある川崎観音まで歩きました。ある程度目標をもって歩くことで努力できます。やみくもに歩くというのではなくこのほうがやっているなと自分で感じることもできるので。途中、日の出のタイミングだったので歩道橋の上から撮影。

 







 

この日も駅伝をつけた状態で探偵ドラマを見続ける。さらには「岸部露伴、ルーブルに行く」の映画も。さらに「ガリレオ」の映画版も。だらだら過ごしているなという感じですが・・・。

 

久々にゆっくりしたかなという感じ。特別に何かをするというわけではない。誰かに会うわけでもない。それでいいかなとは思っています。

 

1月4日から合宿でした。それはそれでまた別に書きたいなと思います。だらだらの年始でした。中身もなく(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中四国合宿2024 最終日

2024-12-31 | 陸上競技
28日日曜日。この日が合宿最終日でした。練習終了時間が11時50分になっていました。宿舎を出る時間帯も早い。練習開始は9時半となっていました。それぞれが各県に帰る時間帯も含めて考えないといけないので大変だと思います。我々は8時20分には到着。8時半からコーチ会議かと思っていたら9時コーチ会議。時間的に余裕がありました。ここだけ。

朝から雨が降ったり雪が降ったり。この日はメインでの練習でした。やりたいと思っていた走練習は絶対やり遂げようという話にしていましたが。アップは室内でDMを使って。まー本当に身体を温めるという感じで。フリーアップにすると「指導していない」と指摘されるのではないかなと思いながらも、それぞれが身体の状態を把握しながらアップをしようということに。

待ち時間は親しい指導者と話をしていました。ハードルの技術的なことだったり、聞かれた質問に対して答えたり。必要な部分に関してはPDFを渡したり。きちんと選手への声掛けはしていました。「大丈夫?」と。聞くだけですが(笑)。ある程度の負荷はかかっていると思います。走るだけのメニューではなくハードルをしたら補強をしているので股関節周りはガチガチだと思います。

最大限のスピードで負荷をかけたい。ここはいつも変わりません。合宿の初日だったか、150m×3をやるというメニューを渡したときに「たったこれだけしか走らないんですか?」と言っている選手もいました。普段かなり走っているようです。確かに本数的には少ないかもしれません。前日に150mは全て全力だからと伝えると「え?」という感じになっていました。テンポ走レベルで走るだけなら楽だと思います。が、全て全力で走るとこの本数でもしっかりと負荷をかけられます。雨が降るかもしれないという不安はありますがやると決めたからにはやる。

人数的に12人だったので3人1組で4チーム。150mのリレー形式です。エンドレスリレーは好きではありません。差がつくと女子は必死になれなくなるので。常に競争できるように工夫しながらやっています。3本走ったらそこでリセット。歩いて繋いで次のスタート地点へ。3人目がフィニッシュしてから3分後に再スタート。これはかなりキツいと思っています。

1本目から全力で行くようにと話していました。素直に全力で行ってくれて乳酸爆発的に蓄積している状態で2本目。3本目はすでに脚が動かない状態。狙い通りです。選手が「心肺機能は余裕があるのに脚が動かない」と言っていました。それはそうでしょう(笑)そこが狙いなのだから。

2セット目からはフィニッシュタイムを見ながらスタートで差をつけるようにしていました。単純にスプリントが速いからこの手の練習ができるというのとは違います。実際に走りを見たりフィニッシュの差を判断しながら変えていく。全員の力を把握している訳ではありません。この日まで走練習はしていないので走りの特徴なども掴めていない。実際に見ながらどう差をつけるか。

理由は単純です。どうやって最大負荷をかけるかです。差がついて追いつけなくても仕方ないという空気感は出したくない。それだけです。

走りの合間やセット間には出来るだけ選手に声をかけるようにしていました。ハードリングだけではなく走力が大きく影響していきます。走れないと勝てない。100mHよりも圧倒的に走力の差が出てくると思います。だから目の前にいる選手と競争する。3本を3セットやりました。何人かは地面が濡れているにも関わらず走り終わってから倒れ込んでいました。個人的には濡れたら申し訳ないなと思っていましたが、力を使い切ったという感じがあるのだけは確かです。本当に良い表情をしていました。

私は彼女達の顧問ではありません。あくまでこうやってきっかけ作りができたら良いなというだけ。逆足の必要性だったり、歩数の切り替えのイメージ。これがいつの日にかプラスになればなと。「インターハイで私の走りを見てください」と数人が言って来てくれました。私がインターハイに行けるのか?!という話もありますが。それでもこうやって言ってもらえるとありがたいなと思います。

最後に写真を撮って終了。






閉校式までの間に何人もが質問をしに来てくれました。積極的です。強くなりたいという気持ちが大きいんだろうなと改めて感じました。こういう選手と一緒に時間を過ごすことができたというのは本当にありがたいことです。感謝しかありません。この子達がより真剣に競技に取り組んでくれることを期待しておきたいと思います。

帰り際に宮島SAに寄って宮島牡蠣味噌ラーメンを食べました。眠くて危うくなりそうでしたが💦安全第一で。






貴重な数日間でした。感謝。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お好み焼き

2024-12-30 | 陸上競技
完全な雑談。

3日目にどうしてもお好み焼きを食べたいという話になりました。昼に少し時間に余裕があるので食べにいくことに。

調べて星が4.7というお店があったのでそこにいくことに。閉店が早い時間帯なので25分前に到着。中に入ってみると「空いているけど時間的に難しい」と断られました。まじか(笑)。かなり余裕があるのに。

仕方なく諦めて近くにある別のお店に。ここにはスムーズに入れました。席に座ってメニュー表を確認すると「関西風お好み焼き」と書いてある(笑)このタイミングで?!せっかくなので広島のお好み焼きが食べたい。お店の人に謝って席を立つことに。

近くにもう一軒あったのですがここも営業中のはずなのにのれんが下げられている。こうなったら絶対にお好み焼き食べたい。8キロくらい離れている場所にお好み焼き屋さんがあるのでそこまでいくことに。

が、「しばらくお店を休みます」みたいな張り紙があって4軒目も休み。嘘やろ?広島のお好み焼き食べたいだけなのに何軒回るの?諦めきれずに近くにある別のお店に。今度は「店主が手を怪我したのでお好み焼きが焼けません」という奇跡的な展開。もうなんなんだ?!

さらに6軒目。ここは問題なく入れそうでした。やっと食べられる。と思ってのれんを開けてドアを見てみると「持ち帰り専用です
」と書かれている。もう笑うしかない。絶望的でした。

結局7軒目でやっとお好み焼き屋さんで食べることができました。どれだけのタイミングなのか。我ながら天才的だなと思いますね。




美味しかったです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中四国合宿2024 三日目

2024-12-30 | 陸上競技
中四国合宿3日目。この日の午後はオリンピアンによる研修会があるので練習自体は1時間ちょっとしかできない。元々メニューは作らずに補強のみにする予定でした。


3泊4日で合宿をするとなるとなかなか難しくなります。ひたすら走る練習をするというのは不可能。いや、ひょっとしたらできるのかもしれませんが私は無理。そうなるとどこかで練習量の調整も必要になります。意識的にスパイクを履いて走る本数は減らしています。タータンが硬いのでそれだけでダメージが大きくなるかなと。普段からガンガン走っている選手にとってはそれほどでもないのかもしれません。こちらが余計な気遣いをしているだけの可能性もあります。女子だからもっと走ってもいけるという意見もあるのかもしれません。個人的には無理だと判断しています。

そのためこの日は午前中にある程度やりたいなと。アップは腹筋背筋をある程度やってマークを使ってアジリティトレーニング。終わってからはサブトラのバックストレートを使ってのハードル練習。股関節周りがガチガチだと言っていました。追い討ちをかけておこうと思ってその場でのハードル補強。これは股関節にかなりきます。ポイントになる部分がいくつかありますが。軸足が曲がらないようにしてしっかりと支える。ざっくりの補強ではなくて細かくやる。どこでもやっているかもしれませんが、正確にやる事で効果は高まります。

そこから地味にハードルドリル。3日間で複数回やっています。最初から細かい部分の指摘はできません。まずは動きに慣れるというのもあるので。抜き足の課題がどうしても克服できない。抜き足のドリルなどで両足が着いている選手が多い。いやいや、この動きをひたすらしたら見た目は良くなるかもしれないですが、リードがついたときには抜き足が空いているというのをやっておきたい。抜き足が寝てしまうのも避けたい。抜き足が前まで持って来れない要因。大きく回してしまうのも修正したい。やりたい動きはたくさんあります。本当に1ヶ月に1回でも2回でも細かくやる時間を与えてもらえるならその方が効果的です。それだけでビジネスになるのではないかなと思っています。今のところやりませんが。かなり悩んでいるところです。

話が少しそれましたが。ある適度の時間を使ってドリル系。そこからは最後実践的にハードルを跳ぼうという練習。シャトルハードルです。エンドレスリレーもシャトルハードルも好きな練習ではありません。個人的に指導するときには絶対にやりません。それに近いことはやりますが、質を下げてひたすら走るとかハードルを跳ぶというのに「価値」を感じないからです。これは指導する人それぞれだと思います。何が正解かは分かりませんが、私は「好んでやらない」というスタンスです。

だからやるシャトルハードルは「ヨンパのためのシャトルハードル」です。前日に行った歩数の切り替えの練習を応用して実施。グループを歩数によって3つに分けました。A.B.Cの3つ。Aは16歩と17歩、Bは17歩と18歩、Cは19歩と20歩のストライドでテープを貼って準備。BとCは狙いとするストライドで5歩ハードルで1往復して半分は6歩。Aは6歩と7歩。この歩数にもこだわりがあります。4歩ではスピード的な部分もあって上手く乗れません。走りの中での練習として位置付けるのであれば最初から6歩の方がスピードが出る。その分距離が長くなりますが。

選手に事前にテープを準備しておいてもらってシャトルハードルを始める前に距離を測って貼っておく。グループを3つに分けたので他のグループがやっている間がセット間の休憩。Bグループが8人、他の2つのグループが2人ずつ。往復なので半分行ったら他の人がハードルの位置をズラす。その繰り返しです。片道70mはあるのでそれなりの負荷。単純に往復するのではなく45秒くらいの休憩。回復してからスピードを出して走れるようにする。ヘロヘロでハードルを跳ぶだけの練習も必要なのかもしれませんが、私的にはやるだけ練習になるのは避けたい。だからシャトルハードルも変わった形でやります。

もちろん、有酸素系の負荷をかけたいというのであれば休みを短くして3歩でいけるくらいの距離で設定する方がいいと思います。歩数が増えると本当にちょこちょこ走ってしまってスピードレベルが落ちます。ここも考え方だと思います。疲れてきてからの逆足の練習にもなります。前日は「逆足を使う」ための練習。余裕がある中で意識的に逆足を使います。この日は「疲労感の中で逆足を使う」練習。目的が違います。

見ていると面白いですね。ある程度やっていく中で本当に動きがスムーズになっていきます。距離設定にこだわってやっているのもあって「狙い通りの練習」ができていました。本数的にも本人達が望むので少し増やしました。5セットか6セットやったと思います。ヘロヘロではないから動きの課題も克服できます。歩数を増やすのにちょこちょこにならずに全体を通じてのピッチアップもできる。

何人かの先生方が手伝ってくれたのもあって非常に効率よく練習ができました。単純に見て下さっている指導者も。他のパートに比べると面白くないメニューかもしれませんが、こちらの狙いに気づいてもらえるかどうか。ハードルの位置を変えたりメンバーを変えたり、歩数を変えたりという部分に気づいてもらったら面白い練習になると思います。

午後は各学校から2種目ずつ補強を提案してもらい実施。思ったよりも時間が余ったのでこちらでシャフト系の補強をやりました。シャフトトレーニング、やはりできません。これは丁寧にやっていきたいなと思う練習。上半身と下半身のタイミングを合わせながらやっていく。

この日は余裕を持ってバスに乗れました。戻ってから選手達とSOGOのデパ地下をフラフラ(笑)。私は戻って親しい指導者と部屋で反省会。

楽しい時間を過ごせていました。本当に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする