kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

文化祭と起業家教育

2024-09-02 | 陸上競技
文化祭での販売実習が終わりました。

まー本当に大変だったかなと思っています。自分自身の時間を削ってでもやらないといけないことがある。この活動の中で自分自身考えることがありました。「私がやりたいと思うかどうか」という部分。誰かから強制されるわけではない。これはきっとこれからの教育活動に大きく影響するだろうなと。陸上競技、クラス運営、学校の仕事。全てにおいて今回の経験は大きく影響すると思います。

豪雨や台風の影響を受けながら準備してきました。本当に全てを予測して活動することは難しいなと思います。それでも様々なことを想定しながら計画をしてきました。中小機構の「起業家教育プログラム」の中で事務局な森本様、竹内様に力添えいただきながらやってきました。このプログラムのおかげで生徒だけではなく我々自身が成長する機会を得たと思っています。これまで気づかなかった事に気づける。新たな視点を得ながら進んでいける。他の教育活動よりも今はこの部分に力を注ぎたいなと感じる部分がありました。

台風の影響により販売実習の実施日が延期。販売実習ですから賞味期限などの関係も出てきます。本当に悲惨でした。元々30日に実施予定だったものが31日になる。それだけで致命的な影響を受けます。29日の午後から休校。30日は1日休校。過去最高のダメージです。その休みの合間を使って40分くらいかけて大量の氷を購入しにいきました。2日間。クーラーボックス5つ分。強風の中で購入。それも必要だと思うからです。




30日の金曜日は山口に宿泊することに。夜は食事に。本当に楽しい時間を過ごすことができました。3時間くらいでしたがあっという間に時間が過ぎました。教育活動に時間を割くという気持ちが強くなった気がします。至福の時間。

当日6時集合のために5時半から学校で色々と準備。過去一のトラブルもありましたが。実習を通じて様々な力が身についたのではないかなと思っています。高校生のやることですから全てが完璧に行くことはありません。それでもきちんと受け止めながらやっていく必要があると思います。5月くらいからずっと準備を進めてきました。そこに対して「楽しい」と思えるかどうかは全く別物ですが。実際に「準備」をしてきて「発表の場」が今回です。働くことの意味を感じてもらいたい。文化祭のバザー的な感覚ではなく「物販」をする意義、その難しさ。そこが分かるかどうかです。全ての生徒にそれが伝わるというのは不可能だと思います。どれだけの生徒に響くか。ここだと思います。



今回の販売実習。○○デパートのようにフレームがあってそれに乗っかってやっていくイベントではありません。それぞれのお店の立ち上げからコンセプト、取扱商品、店舗デザイン、広報などの活動を生徒が主体で行う。見ていて面白かったのが「それぞれが得意分野で力を発揮する」という場面が多かったこと。適材適所。向いている仕事、向いていない仕事を経験できる。これは昔からある「インターンシップ」よりも効果的。フレームワークではない「新しいものを作り出す」ことで見えてきたことがあるなと感じています。

起業家教育の中で「起業家マインド」を育てるという狙い。目に見えるものではありません。与えられたものを使いながらやるというのはある意味簡単です。何もないところから生み出す。その中で苦労する。机上の空論ではなく「実際に活動する」中でしか分からないことがあると思っています。別に起業させたいなんて思っていません。何かにチャレンジするスピリットを生み出すのだと思います。キッカケを与えられるかどうか。目に見える結果ではなく「見えない力」が身につくと良いなと思っています。

教員が全てを準備して「生徒が自主的に活動している」ように見せかけるのではなく「本当に自分たちでやる」ことをサポートするだけで良いかなと。方向づけをすれば生徒は自分たちで動ける。勿論、失敗もありますがそれも「財産」になるかなと。

私は全体を観ていました。良い部分も悪い部分もあります。クラスの展示に関しては完全に生徒任せ。ほとんど協力していません。販売実習のグループも力になれたかどうかは分かりません。ほとんど自分達でやってくれました。うちのグループのテーマは「学校の給食」というもの。これも自分達で決めて仕入れる商品を全て考えています。







もう少し写真を撮っておけば良かったですが。小学校の教室をイメージしてランドセルを持ってきたり、習字を貼ったり。懐かしいというコンセプト。面白かったですね。ずっと付いていたわけではないですが情報発信も含めてかなりやっていました。noteやInstagramを使っての情報発信。ここはこの子達の特色を生かしながら。観てきて飽きなかったですね。販売部門での最優秀賞をもらいました。全て生徒の活躍ですが。


今回の取り組みが何かの足掛かりになると良いなと思います。起業家教育。これはキッカケでしかない。起業家を育てようというイメージではありません。「起業家教育」を通じて生徒たちにこれから先に必要になる「見えない力」を身につけてもらいたいなと思っています。面白くないと思う生徒もいたと思います。コミュニケーションが取れない生徒も出てきます。周りが大変でと助けてあげるということができない生徒も。それ以上にこちらが求めることをしてくれている生徒がいました。全てのダメージから回復する感じがあります。

おかげさまで3万4千歩歩きました。久々に。気持ちが乗ったらもう少し触れたいと思いますが。





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