kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

これまで以上に細かく

2020-11-27 | 陸上競技

練習について。前の記事にも書きましたがひとまず「基礎の徹底」の最初の段階を終えました。まだまだ定着というまではいっていません。これからも継続的にやっていく必要があると思っています。

 

「膝締め」を徹底したい。正直、この部分を省略しても「速い者は速い」と思います。細かいことを丁寧にやっていく。強い選手にとってはひょっとしたら「やってもやらなくても変わらない」のかもしれません。私が預かる選手は「普通の選手」です。その選手がどうすれば走れるようになるのか。師匠から教わったことをきちんと考えながらしっかりと理解していく。それを走りの落とし込む。この繰り返しです。

 

どうしても「一段とばし」でやりたくなります。「できるようになっている」と思うと「基礎」が疎かになりがちです。それでもひたすらやっていく必要があるのだと思っています。どうしても「応用」に近い形を求めてしまう。今やっていることでも「応用」になりつつあるのかもしれません。それでも徹底的に段階を追ってやる。限られた時間の中でどうするか。見極めも必要になります。

 

「膝締め」をやる。慣れてくると「進みたくなる」というのがあります。元々「前に進む」ということが楽しくて走っているのはあると思います。進むと「接地がずれる」というのがあります。これは本当にちまちま見ていないと分かりにくい。「取りに行く」という言い方を擦ることもありますが、膝から下が大きく前に振り出されてしまう。そこに「乗せる」事ができればいいのでしょうが非常に難しい。リーチアウト。しかし、これではブレーキになる。体重が軽くてそのブレーキが最小限になるのであればいいのかもしれません。実際問題ここには気を配らないといけないと思っています。

 

前の記事にも書いていますが。走りを見ていて「ちょっと浮いているな」と感じた場面。「浮いている」という部分に関してその「理由」をすぐに確認しておけばよかったなと思っています。「浮いている」理由は「前に進むためにマークの幅を伸ばした」ことに起因しています。走っている選手は「進みたい」のです。「ストライド」を伸ばすことで「進む感覚」を得られると考えます。しかし、「結果として進む」という部分。今はまだ「膝の引き出し」と「腰の移動」の幅を小さくしています。その段階で「大きく前に進みたい」と思って走れば・・・。簡単な話です。接地が前にずれます。ここで「無理やりパワーで走る」感じになる。良くない。

 

これも私がもっと細かく見ていて「浮いている」だけではなく「その理由を突き詰める」ところまでやればよかったのです。私自身が細かく対応しないからこのような「ズレ」が生まれる。もっともっと自分自身の指導について考えなければいけないなと思っています。もっというと今の段階では「中間マーク」は不要かもしれません。もっとナチュラルに走っていく中で感覚を作ればいい。そこまで踏まえて見ていく必要があるのかなと。

 

良い接地ができれば自然に足が返ってくる。その部分は重要です。「ピッチ」と「ストライド」について10年くらい前に師匠に相談したことがあります。その時の回答が「ほとんど意識したことがない」ということでした。もちろん、マークなどを使っての練習はあります。しかし、そこだけではない。結果として「ピッチ」「ストライド」のベストな組み合わせになる。そういうことなんだと思います。選手は「速く走るため」に「ストライド」を伸ばそうとします。わからなくはない。しかし、それによりどのような弊害が生まれるのかも同時に考えないといけないと思います。

 

私自身は「加速段階が良くなってきたな」という感覚で見ていました。「膝締め」で「斜め上」を意識していますから「中間」の動きです。その方向を変えることで「加速段階」にもなります。重心移動を意識していなくても「勝手に進む」という感覚になる。それが「加速段階」だけで出てくるのではない。中間で「力を使わずに楽に」という部分でなければいけない。

 

この表現は難しいなと思っています。「進む」ということはしたい。が、「無理やり取りに行く」のではない。結果的に「進む」という感覚を身につけたい。感じたことを師匠に相談する。もう44歳です。それでも未だに人に頼るのかと思われるかも。私自身は「頼れる人には頼り続けたい」と思っています。私自身、まだまだ勉強が足りない。見る機会足りない。もっともっと「学ぶ」必要があります。最も身近に「尊敬する人」がいるのであれば言葉は悪いですが「利用させてもらう」ことは必要だと思います。頼れない人には頼りません。

 

技術的なこと。これは本当に細かいと思います。ざっくりやっておけばいいという考え方もある。そんなに細かいことを言わなくても走れるという選手もいる。しかし、細かくやることでその選手の力を引き出すというのが今のチームにとっては必要だと思います。この部分を私自身がもっともっと理解しなければいけない。

 

そしてこのような「マニアックな話」に付き合ってくれる人が限りなく少ない(笑)。そのためここに勝手に書いているというのもあります。

 

まとまりません。ひとまず書いておきます。


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