是枝裕和監督の新作映画『歩いても 歩いても』を見てきた。味わいのある佳作だった。見てよかった。
ある夏の日。海辺の町の、老夫婦(原田芳雄と樹木希林)だけで暮らす家に、娘(YOU)夫婦と次男夫婦(阿部寛と夏川結衣)が、それぞれ子ども連れで集まってくる。この日は、若くして亡くなってしまった長男の命日だったのだ。
みんな、それぞれに事情も、思いもあり、言うこと、言わないこともある。そんな登場人物たちの気持ちを巧みに書き込んだ脚本は是枝監督によるもの。おかげで、見ていて、微笑や苦笑の連続だった。
そして、なんといっても、樹木希林が圧倒的。この年齢の、こうした境遇の母親を、細部までものの見事に現出させている。とぼけた味の原田芳雄もいい。また、次男と「子連れ再婚」した夏川結衣のたくましさも好ましかった。
テレビのホームドラマとも違う、やはり映画ならでは、という”読後感”で外に出た。
小説は、阿部寛の次男が「僕」として語っているため、映画よりも内面については、分かりやすい。これはこれで、独立した作品ということだ。
<減煙コーナー>
1日5本。なんとか耐えたが、やはり、きつかった。もはや配分とかいう問題じゃなく、午後には規定数を吸い終わってしまい、その後は水やコーヒーなどで紛らわせるなど、大変。
再度、いや再々度、減煙挑戦のきっかけとなった垣谷美雨さんの小説『優しい悪魔』のあちこちのページを開く。
「小学生だった自分はタバコを吸っていなかった!
自分にもタバコを吸わない時代があったのだ」
そんな当たり前のことに、主人公の佐和子の思いがいく。元々、水や空気と違って、摂取しなくてもよかった物質じゃないか、と自分に言い聞かせたいのだ。その気持ち、分かる。ということで、今日(もう7月だあ!)は、4本の日だ。おお!
ある夏の日。海辺の町の、老夫婦(原田芳雄と樹木希林)だけで暮らす家に、娘(YOU)夫婦と次男夫婦(阿部寛と夏川結衣)が、それぞれ子ども連れで集まってくる。この日は、若くして亡くなってしまった長男の命日だったのだ。
みんな、それぞれに事情も、思いもあり、言うこと、言わないこともある。そんな登場人物たちの気持ちを巧みに書き込んだ脚本は是枝監督によるもの。おかげで、見ていて、微笑や苦笑の連続だった。
そして、なんといっても、樹木希林が圧倒的。この年齢の、こうした境遇の母親を、細部までものの見事に現出させている。とぼけた味の原田芳雄もいい。また、次男と「子連れ再婚」した夏川結衣のたくましさも好ましかった。
テレビのホームドラマとも違う、やはり映画ならでは、という”読後感”で外に出た。
小説は、阿部寛の次男が「僕」として語っているため、映画よりも内面については、分かりやすい。これはこれで、独立した作品ということだ。
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<減煙コーナー>
1日5本。なんとか耐えたが、やはり、きつかった。もはや配分とかいう問題じゃなく、午後には規定数を吸い終わってしまい、その後は水やコーヒーなどで紛らわせるなど、大変。
再度、いや再々度、減煙挑戦のきっかけとなった垣谷美雨さんの小説『優しい悪魔』のあちこちのページを開く。
「小学生だった自分はタバコを吸っていなかった!
自分にもタバコを吸わない時代があったのだ」
そんな当たり前のことに、主人公の佐和子の思いがいく。元々、水や空気と違って、摂取しなくてもよかった物質じゃないか、と自分に言い聞かせたいのだ。その気持ち、分かる。ということで、今日(もう7月だあ!)は、4本の日だ。おお!