ついさっき、町の各所に設置されているスピーカーが鳴り出した。ベランダに出て聴くと、「光化学スモッグに注意してください」という注意報だったので、びっくり。
「光化学スモッグ」自体が、何だか懐かしかった。どこか60年代、70年代のイメージがあったのだ。その危険性についてはともかく、そうか、まだこの「公害」は生きていたのか、と妙に感心してしまった。
その後、朝日新聞の朝刊を読んでいて、4面の下にある書籍広告が目に入った。幻冬舎新書『偽善エコロジー』のものだ。
ああ、もう17万部も行ったのかと驚きつつ眺めていたら、「各メディアで話題沸騰!」の文言があった。『産経新聞』『読売新聞』のコラムで、この本に触れた部分の抜粋の次に、先日、私が週刊誌に書いた書評からの引用もあって、またびっくり。
今の日本はエコという一神教に支配された国。
ならば本書は、神をも恐れぬ危険な書だ。
『週刊新潮』2008年7月17日号「テンポブックス」
さすが幻冬舎。使えるものは、ちゃんと使っています(笑)。いや、これはこれで書評子としては光栄なり。
テレビで高校野球の北神奈川大会決勝、慶應vs東海大相模の試合をやっている。逆転、また逆転で、これまたびっくり。その展開をちらちら見ながら、『傷だらけの天使』の続きを読んでいる。