何しろ、映画ファンのための「新書」である。雑誌「スクリーン」の近代映画社が、「SCREEN新書」を創刊した。もちろん、大歓迎。
第1弾となる4冊のうち、さっそく2冊を入手。秋本鉄次さんの『映画は“女優”で見る! ~映画生活を楽しくするススメ』と、北島明弘さん『アメリカ映画100年帝国』 である。
これ、新書というけど、普通の新書版よりも、ひと回り大きい。タテが3ミリ、ヨコは11ミリのオーバーだ。ま、どうでもいいけど。
まず、創刊時に、秋本さんが入っているのが嬉しいじゃないの。秋本さんは、私が信頼している映画評論家の一人だ。あちこちの新聞・雑誌に書いていらっしゃるが、中でも「日刊ゲンダイ」週末版の連載「秋本鉄次が話題の新作映画を斬る!」が好き。
秋本さんの批評は、見るべきポイントがきっちり書かれていて、いいものはいい、ダメなものはダメ、はっきり、すっきり、断定していて、気持ちいいのだ。もしも、文末に「オジサン世代必見だ!」なーんてあれば、私は必ず見ることにしている。
秋本さんといえば、何てったって女優好き。特に外国映画を語る際に「パツキン」を連呼する、そのストレートさが嬉しい。
この新書でも笑ってしまった。第4章、わが愛しの女優たち。これが6つのカテゴリーに分類されていて、武闘派、知性派、喜劇派、肉体派、悪女派、一発屋、である。見事な分け方じゃないか。かつて、『昨日の夜は・・・』での清純ぶりに涙したデミ・ムーアが、一発屋に入っているのはショックだが(その後を見れば仕方ないけど)。
中でも「武闘派」は、いかにも秋本さん好み。『キル・ビル』のウーマ・サーマン(ユマじゃないのね)を指して「エロかっこいいパツキン摩天楼!」、キム・ベイシンガーは、「わが世界最愛女優、パツキン総本山の比類なき牙城!」って、これはもう、アブナイ領域に入っているオッサンだ。
独断、結構! 偏愛、上等! 読み進めれば、いつの間にか、秋本風「パツキン愛」に感化されているはず。
第1弾となる4冊のうち、さっそく2冊を入手。秋本鉄次さんの『映画は“女優”で見る! ~映画生活を楽しくするススメ』と、北島明弘さん『アメリカ映画100年帝国』 である。
これ、新書というけど、普通の新書版よりも、ひと回り大きい。タテが3ミリ、ヨコは11ミリのオーバーだ。ま、どうでもいいけど。
まず、創刊時に、秋本さんが入っているのが嬉しいじゃないの。秋本さんは、私が信頼している映画評論家の一人だ。あちこちの新聞・雑誌に書いていらっしゃるが、中でも「日刊ゲンダイ」週末版の連載「秋本鉄次が話題の新作映画を斬る!」が好き。
秋本さんの批評は、見るべきポイントがきっちり書かれていて、いいものはいい、ダメなものはダメ、はっきり、すっきり、断定していて、気持ちいいのだ。もしも、文末に「オジサン世代必見だ!」なーんてあれば、私は必ず見ることにしている。
秋本さんといえば、何てったって女優好き。特に外国映画を語る際に「パツキン」を連呼する、そのストレートさが嬉しい。
この新書でも笑ってしまった。第4章、わが愛しの女優たち。これが6つのカテゴリーに分類されていて、武闘派、知性派、喜劇派、肉体派、悪女派、一発屋、である。見事な分け方じゃないか。かつて、『昨日の夜は・・・』での清純ぶりに涙したデミ・ムーアが、一発屋に入っているのはショックだが(その後を見れば仕方ないけど)。
中でも「武闘派」は、いかにも秋本さん好み。『キル・ビル』のウーマ・サーマン(ユマじゃないのね)を指して「エロかっこいいパツキン摩天楼!」、キム・ベイシンガーは、「わが世界最愛女優、パツキン総本山の比類なき牙城!」って、これはもう、アブナイ領域に入っているオッサンだ。
独断、結構! 偏愛、上等! 読み進めれば、いつの間にか、秋本風「パツキン愛」に感化されているはず。
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