碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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文庫本に入った「最後の講演でサヨナラ」

2008年07月11日 | 本・新聞・雑誌・活字
『文藝春秋』2月号での特集「見事な死 阿久悠から黒澤明まで著名人52人の最期」が、再編集されて文春文庫『見事な死』となり、昨日発売された。

文庫になる際、52人から48人へと人数は減ったが、私の淀川長治さんについての証言「最後の講演でサヨナラ」も収録されている。

98年10月7日、病と闘っていた淀川さんが、決死の覚悟でしてくださった慶應での講演会。それから約1ヶ月後の11月11日にお亡くなりになったため、この講演が人生最後のものとなった。

あれから、ちょうど10年になる今年。淀川さんとの思い出が、文庫本となって残ることになったのは本当に嬉しい。やはり一つの「ご縁」のような気がするのだ。

見事な死 (文春文庫 編 2-37)

文藝春秋

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<テレビ・ラジオ出演>

さて、今日11日(金)の午後、HTB北海道テレビの「イチオシ!」に、ゲスト・コメンテーターで生出演させていただく。放送は、午後3時45分から。

そして、明日12日(土)はFMノースウエーブ「ステーション・ドライブ・サタデー」だ。私の出番である「なんてったって大人塾」は、午後4時15分から30分間の予定で、こちらも楽しい生放送。

北海道で、見ることができる、聴くことができる方は、ぜひ。