日本テレビ「真相報道バンキシャ!」虚偽証言報道問題で、雑誌などから取材を受ける。
基本的には、昨日、このブログに書いたことが軸だが、もう一つ、ポイントになるのが「制作会社との関係」だ。
そう、またもや、制作会社が出てきたのだ。
というのは、あの「あるある捏造問題」のときもそうだったからで、バラエティなどのジャンルだけでなく、報道番組にも制作会社が関与している。
何か、テレビで問題が起きたとき、実は制作会社が当事者だった、というケースが多すぎる。
残念なこと、というだけでなく、制作会社全体にとっても、非常に大きなマイナスなのだ。
「バンキシャ!」が、どのような制作体制をとっており、制作会社が何を、どれだけ作業しているのか、正確なところが伝わってこない。
「あるある」と同様に、「スタジオ出しのVTRを、1本いくらで作る」という形での“発注・受注関係”なのか。
それとも、スタッフの派遣、もしくは人材リースという形で参加しているのか、不明だ。
いずれにしても、あの虚偽証言をした元役員をネットで見つけて、実際に取材したのは「制作会社の3人」といわれている。
日テレの社員スタッフと、制作会社のスタッフが、「バンキシャ!」という番組を協働で作っていたわけだが、同じ番組をやっていても、立場は大きく異なる。また、「報道の人間」としての教育においても、両者は違っていたはずだ。
制作体制や、人材育成、ジャーナリズム教育などが、この番組の場合、どうなっていたのか。
そのあたりのことも、今後、再発防止のためにも、検証されなくてはならない。
しかし、それにしても、制作会社全体が苦境にある中で、こうした問題の当事者として制作会社が登場していること自体、返す返すも残念だ。