(信濃毎日新聞 2011.05.20)
「全国広報コンクール」の結果が発表された。
日本広報協会が主催するこのコンクールは、地方自治体の広報活動を顕彰するものだ。
広報紙や広報誌といった部門別になっており、各都道府県の審査・推薦により提出された作品の中から特選、入選などが選ばれる。
私は広報番組などの「映像部門」の審査委員をさせていただいている。
今年の受賞作は以下の通りです。
全国広報コンクール2011(平成23)年 「映像部門」審査結果
<特選・総務大臣賞>
長野県宮田村 「あめつちとともに~唐木順三が残したもの~」
<1席>
新潟県長岡市 「ガオ!」
<2席>
東京都台東区 「台東スケッチ 『おもてなしの支度』」
<3席>
群馬県高崎市 「『広報高崎』で振り返る たかさきの10年 2000~2010」
<入選>
神奈川県厚木市 「お蚕さんと過ごした日々」
<入選>
石川県宝達志水町 「宝達高校吹奏楽部~杉田バンドの挑戦~」
<入選>
兵庫県西宮市 「まるごと市政『西宮の記憶~語り継ぐ戦争体験~』」
・・・・特選・総務大臣賞に輝いた宮田村の広報番組は、文芸評論家・思想家の唐木順三を扱ったもの。
筑摩書房を興した古田晃を支えたのが臼井吉見や唐木順三だ。
筑摩書房創立70周年の今年、こうして唐木の名前が出てきたことに感慨があります。
講評などは、来月発売の「月刊 広報」6月号で。