碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

今週の「読んで書いた本」 2011.05.13

2011年05月13日 | 書評した本たち

伊集院静さんの『いねむり先生』を読了。

何度か、「いいなあ」とつぶやきたくなるようなシーンがあった。

今度は、井上ひさしさんの“未完の遺作”となった『黄金の騎士団』に取り掛かる。

井上さんは上智大OBだが、作中にはキャンパスのある四谷界隈の描写も多い。

何より、こうして読み応えのある小説が続くのは、本当にありがたい。

電車の中で読んでいて、久しぶりで降りる駅を乗り過ごしました(笑)。


さて、今週、「読んで(書評を)書いた」のは、以下の本です。

永江 朗 
『筑摩書房 それからの四十年』 筑摩選書

泉 麻人:編著 
『東京考現学図鑑』 学研パブリッシング

難波利三、藤本義一ほか 
『大阪で生まれた開高健』 たる出版

残間里江子 
『人と会うと明日が変わる』 イースト・プレス  

小坂井敏晶 
『人が人を裁くということ』 岩波新書


* 上記の本の書評は、発売中の『週刊新潮』最新号(5月19日号)に
  掲載されています。