碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

第48回ギャラクシー賞贈賞式の報告④ テレビ部門

2011年06月03日 | テレビ・ラジオ・メディア
(撮影:放送批評懇談会)


テレビ部門の大賞は、秋田放送「NNNドキュメント’11 夢は刈られて 大潟村・モデル農村の40年」。

優秀賞には、NHK「ダーウィンが来た!生きもの新伝説 アリューシャン クジラと海鳥 世界一の大集結」。

日本テレビ「Q10」。

NHK・ETV特集「枯葉剤の傷痕を見つめて~アメリカ・ベトナム次世代からの問いかけ」。

「マイベストTV賞グランプリ」が、フジテレビ「フリーター、家を買う。」

「特別賞」に、テレビ朝日「相棒」。

「個人賞」は、福山雅治さん。

会場に現れた福山さん、目の前で見ると、やはりオーラがありました(笑)。

受賞の言葉では、「龍馬伝」で父親役だった故・児玉清さんへの思いを語り、その後のマスコミ向け撮影タイムも、実に誠意あふれる対応でした。

第48回ギャラクシー賞贈賞式の報告③ CM部門

2011年06月03日 | テレビ・ラジオ・メディア

昨日行われた、第48回ギャラクシー賞贈賞式の報告の続きです。

「CM部門」は・・・

●優秀賞その1
祝!九州 九州新幹線全線開CM180秒
http://www.youtube.com/watch?v=UNbJzCFgjnU

笑顔のウエーブがつながっていく。やっぱ感動する。

●優秀賞その2
東京ガス CM 家族の絆・お弁当メール篇
http://www.youtube.com/watch?v=Xgp3aPR-llM&NR=1

会場で流されたこのCMを見ていたら、不覚にも泣きそうになった(笑)。

●大賞
白戸家「選挙」シリーズ
http://www.youtube.com/watch?v=lIDIIteuJhg

木村多江さんが、何げにいい芝居をしていて可笑しい。

それから、受賞とは別に、白戸家シリーズの中で好きな1本がコレ。
 ↓
1度しか放映されなかった白戸家CM
http://www.youtube.com/watch?v=ZHqsVXmYM5k&feature=fvwrel

このCMで使われている曲は、金子由香利さんのシャンソン「時は過ぎてゆく」。

♪ 眠ってる間に 夢見てる間に 時は流れ 過ぎてゆく・・・・時は 時は あまりに短い

いいんだよなあ、これが(笑)。

第48回ギャラクシー賞贈賞式の報告② ラジオ部門と「DJパーソナリティ賞」

2011年06月03日 | テレビ・ラジオ・メディア
(当日、会場で配布された資料)


ラジオ部門の大賞は、北海道放送のラジオドキュメンタリー「インターが聴こえない~白鳥事件60年目の真実」。

白鳥事件(1952年に札幌で起きた警部射殺事件)と聞いても、わからない世代が多くなった今だからこそ、という1本だ。

優秀賞が3本あって、奈良岡朋子、大竹しのぶの共演による、NHK・FMシアター「薔薇のある家」。

2本目は、漫画をラジオドラマ化した、ニッポン放送ホリデースペシャル「ラストイニング 全国高校野球 県予選決勝 聖母学苑対彩珠学院」。

そして、エフエム沖縄「ゴールデンアワー第一部 第二部」の3本だった。

それぞれ、「おめでとうございます」なのだが、ラジオ部門で、個人的にとても嬉しかったのは、「DJパーソナリティ賞」にピストン西沢さんが選ばれたこと。

J-WAVE「グルーブライン」の、ピストンさんと秀島文香さんの時代からのリスナーとしては、ピストンさんのギャラクシー賞受賞は何とも愉快・痛快な話だ。

この日の贈賞式が、「グルーブラインZ」の生放送と重なる時間だったため、ピストンさんは、なんとビデオメッセージでの登場となった。

それも、型どおりの内容ではない(笑)。

会場の大画面に、黄色の帽子?タオル?みたいなのを頭にかぶったピストンさんがバーンと現れた瞬間、会場は「ほほ~」という不思議なものを見るような反応(笑)。

しかもピストンさんときたら、「受賞の話を聞いたとき、ありがたいけど、いくらかかるの? と質問したんですよ」みたいな危ないギャグをかますし(笑)。

そしてメッセ―ジも、勝手に超訳すれば、受賞は嬉しい、でも賞をもらったからといって、大人しくなるようなピスちゃんじゃないよ(笑)という雰囲気いっぱいの楽しいものでした。

いやあ、ピストンさん、「DJパーソナリティ賞」の受賞、本当におめでとうございます!

ピストンさんにはギャラクシー賞。

秀島さんには待望の赤ちゃん。

我々往年の「グルーブライン」ファンには、大変喜ばしい出来事が続いています。


この日、私はこの贈賞式に出ていたので、「グルーブラインZ」は聴けなかったわけですが、どうやらピストンさんは生放送の中で、ギャラクシー賞のトロフィーをヤフオクに出すとか言ってたみたいです。

ピストンさんらしいよねえ(笑)。

第48回ギャラクシー賞贈賞式の報告① 報道活動部門

2011年06月03日 | テレビ・ラジオ・メディア

昨日(2日)、第48回ギャラクシー賞の贈賞式が行われた。

会場は恒例の恵比寿・ウエスティンホテル、ギャラクシールームだ。

CM部門、ラジオ部門に続いて、選奨委員長を務めている報道活動部門の贈賞となる。

入賞作6本の制作者の方々と共にステージに立った。

まず司会の青山高治アナから優秀賞2本の発表。

1本は、宮崎放送の口蹄疫発生から終息宣言までの一連報道。

そして2本目が、琉球朝日放送のステーションQ年間企画「オキナワ1945 島は戦場だった」だ。

続いて大賞だが、こちらは選奨委員長が講評の中で発表することになっている。

だいたい次のような話をさせていただいた。


報道活動部門では今回も、全国各地で行われている番組という枠にとどまらない、様々な報道活動を見させていただきました。

入賞作のテーマも多岐にわたっています。

がん治療と家庭経済の問題、
壁画修復と国際交流、
地元河川の浄化とタテ割行政、
北方領土問題、
口蹄疫報道、
65年前と現在をつなぐ戦争の記憶と記録。

いずれも、限られた時間、限られた人数、そして限られた予算の中で、しかし、「今、伝えるべきこと」を、一種の使命感をもって発信し続けてきた、優れた報道活動です。

選考は、選んでいる自分たち自身の姿勢も問われる、楽しくて辛い作業でしたが、今回の大賞は、見事に選奨委員全員一致で決まりました。

受賞作は、私たちの日常の中から、市民・視聴者にとって切実なテーマを掘り起こしました。

確かな視点で、長い期間、粘り強い取材を重ね、日々のニュース枠や特番などによる、複合的で幅広い報道を続けました。

そして最終的には、行政や企業の変革をも促すという成果も生みだしました。

まさに報道活動のあるべき一つの形を示したものとして、高く評価し、大賞を贈らせていただきます。

第48回ギャラクシー賞「報道活動部門」大賞は、

札幌テレビ
「がん患者、お金との闘い」2007年~2011年 一連の報道


おめでとうございます!



・・・・というわけで、札幌テレビ報道部の佐々木律さんに、大賞のトロフィーを手渡したのでした。


100万アクセスに、感謝です

2011年06月03日 | テレビ・ラジオ・メディア

このブログのトータルアクセス数が、なんと100万件を突破した。

正確には、6月2日段階で1001102PV。

いや、びっくりです。

開設から1139日、約3年2ヶ月。

ほぼ毎日、少なくとも誰かが読んでくれていることを励みに、記録を兼ねて書き続けてきましたが、累計100万に達するなんて、スタート時点では想像もしなかった。

ただただ、感謝です。

これからも、これまでと変わらず(笑)、テレビを軸としたメディアのこと、本のこと、映画のこと、大学のこと、その他あれこれを書かせていただきますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。