書評を書かせていただいて10年になります。
毎週、自分の専門分野(メディア関係)以外の本、小説やノンフィクションなど、いわゆる一般書を5~6冊読んで、書評を書きます。
それが10年続いているわけです。
それで、よく人から「速読術とか使ってるんですか?」と聞かれることがあります。
そんな時は、正直に「速読はしてません」と答えます。
速読術みたいなハウツー本は読んだこともないし、全く知りません。
速さを意識、というより何かを意識したりせず、むしろ集中して読むほうが、結果的には早く読めたりします。
ただ、複数の本を同時並行で読むことはします。
自分の机で読む本。
電車の中で読む本。
トイレの中で読む本(笑)。
そうやって1週間たつと5~6冊を読んでいるのです。
あとは原稿にする作業が待っています。
書評は、同じ版元が並んだりしないよう、編集段階で調整されますから、毎週、掲載される冊数は異なります。
「今週、読んで(書評を)書いた本」、正確には「今週、掲載された書評」は、以下の通りです。
田辺聖子
『われにやさしき人多かりき~わたしの文学人生』 集英社
川村 湊
『福島原発人災記~安全神話を騙った人々』 現代書館
垣谷美雨
『夫の彼女』 双葉社
長島明夫ほか編
『映画空間400選』 INAX出版
* 上記の本の書評は、発売中の『週刊新潮』最新号(6月9日号)に
掲載されています。
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