碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

マスコミ学会春季研究発表会

2011年06月13日 | テレビ・ラジオ・メディア

地下鉄で早稲田へ。

大隈公にお会いするのも、秋に呼ばれる就職セミナー以来。

お久しぶりです(笑)。



14号館402教室で、マスコミ学会春季研究発表会のワークショップだ。

タイトルは「地域メディアの役割~地域テレビ局の報道活動の現状調査から」。



司会者:碓井 広義(上智大学)
問題提起者:田原 茂行(常磐大学)
討論者:村上 雅通(長崎県立大学)

全国各地の放送局で展開されている、個性あふれる報道活動について話し合った。

今回のメインイベントは、田原さんによる実例を挙げての現状調査の報告だ。

説明の中で番組のDVDも流された。

熊本放送「熱血ジャゴ一座只今参上!」
南日本放送「やねだん~人口300人、ボーナスが出る集落~」
日本海テレビ「鳥取方式による校庭芝生化普及キャンペーン報道」
富山観光アニメプロジェクト「泣かせる空に会いたい」

ポイントとなったのは、見る人が「希望」や「可能性」を感じるジャーナリズム。提案型ジャーナリズム。そして人と人をつなぐジャーナリズムだ。



村上さんからは、「ジャゴ一座」も「記者たちの水俣病」も、どちらもジャーナリズムであり、地方活性化のお手伝いである、といった話を聞かせていただいた。

また会場の参加者の方々からも、「公共社会への貢献」など、いくつものご意見があった。

皆さん、3時間という長帳場、おつかれさまでした。