碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

放送批評懇談会シンポジウム 「ローカルパワーの創り方」

2013年03月13日 | テレビ・ラジオ・メディア

3月21日(木)に開催する「放送批評懇談会シンポジウム2013」
まで、あと1週間となりました。

参加申込みの締切が13日(水)ですので、ご注意ください。


放送批評懇談会シンポジウム2013
ローカルパワーの創り方

<開催趣旨>
2013年は日本でテレビ放送が始まってから60周年にあたります。また東日本大震災から2年が経ち、被災地の放送局の地デジ化も完了して、文字通り日本のテレビはデジタル・メディアの一員となりました。この間、政治や経済はもちろん、メディアの世界も大きく動いてきました。特にソーシャルメディアを中心とするウェブの積極的な活用は、放送界においても日常化していますが、まだまだ手探りの状態が続いています。

中でもローカル局における課題は山積するばかりです。地方経済の冷え込みの中で、地デジ化の経済的負担は解消されていません。自社制作番組というコンテンツ作りも成功事例ばかりではありません。データ放送の活用、オンデマンドやアプリの開発などの取り組みも簡単には進みません。しかし、各地域の住民と直接コミュニケーションを行っているローカル局の活性化なくして、今後の放送界の発展を望むことができないのも事実です。

そこで放送批評懇談会シンポジウム2013は、「ローカルパワーの創り方」をテーマに、番組コンテンツから放送外収入まで、ローカル局が抱える課題を取り上げ、これと向き合い、一緒に考えたいと思います。放送というメディアのあり方そのものが問われる時代だからこそ、“ローカル局の明日”へのヒントを探っていきます。



<日 時> 2013年3月21日(木曜日)13:00~17:00

<会 場> 海運クラブ 2階ホール (東京都千代田区平河町)

<主 催> NPO法人放送批評懇談会

<対 象> 民放、NHK。番組制作会社。企業のメディア担当者。通信事業者。衛星放送事業者。ケーブルTV。インターネット関連会社。広告会社。新聞社、出版社。官公庁。自治体。各種権利団体。大学・研究者ほか。


放送批評懇談会シンポジウム2013
ローカルパワーの創り方


【基調講演】
デジタル時代の放送哲学
~ローカリズムとデジタルヒューマニズム~


テレビマンユニオン会長 
ゼネラルディレクター 取締役
重延 浩

【特別講演】
ローカルパワーを応援!
~全国47都道府県芸人移住プロジェクト~


よしもとクリエイティブエージェンシー
代表取締役副社長
泉 正隆


【プレゼンテーション】
ローカルパワーで挑む新ビジネス


テレビドキュメンタリーの劇場展開
東海テレビ放送プロデューサー
阿武野勝彦

デジタルサイネージで新たな収入構築
北陸朝日放送コンテンツ企画部
伊藤祐介

ローカル発のVOD事業をリードする
北海道テレビ放送取締役
上杉一紀

地場産業と歩む放送局
MBC開発代表取締役社長
陶山賢治

独立局コンテンツの“創意工夫”
テレビ神奈川編成局長
関 佳史

司会/碓井広義 上智大学教授



<受講料>
放送批評懇談会正会員(個人)5,000円 維持会員(法人)15,000円 一般20,000円/いずれも資料つき
*維持会員社の社員・職員の方は、維持会員枠でお受付いたします。

<振込先>
三井住友銀行新宿通支店 普通口座7955764
口座名=特定非営利活動法人放送批評懇談会

<定員>
200名(先着順受付)

<申込締切>
3月13日(水曜日)(ただし、定員になり次第、締め切らせていただきます)

詳細・申込方法については
http://www.houkon.jp/symposium/saishinkikaku.html

【気まぐれ写真館】 パティスリーアノーの「アマンドショコラ」

2013年03月13日 | 気まぐれ写真館

ドラマ『最高の離婚』の魅力について、取材あり

2013年03月13日 | テレビ・ラジオ・メディア

女性誌の取材を受けました。

テーマは、フジテレビのドラマ『最高の離婚』、その魅力について。

ざっと、以下のような話をさせていただきました。


尾野真千子と瑛太、真木よう子と綾野剛。

人気女優と人気俳優の組み合わせですが、『最高の離婚』の魅力はそれだけではありません。

恋愛と結婚の違い、男女間の目線の落差など、誰もが心の中で思っていて、でも口にできないまま胸の内にしまいこんでいるものを、セリフの形で見事に言葉として表現していることです。

「妻って結局、鬼嫁になるか、泣く妻になるのかの二択しかないのよ」という尾野の叫び。

「結婚は3Dです。打算、妥協、惰性。そんなもんです」という瑛太のつぶやき。

どちらの夫婦にも子供はなく、いわば緩衝材のないまま互いと向き合う男と女の危うさがあります。

一昨年の『それでも、生きてゆく』で芸術選奨新人賞を受けた坂元裕二さんの脚本が光っています。


また、このドラマでは、特に瑛太さんに注目してきたこともお伝えしました。

『まほろ駅前番外地』(テレビ東京)と併せて、今という時代、この世代の人間像を体現していると思うからです。