朝日新聞が、「さとり世代」という言葉をめぐる記事を掲載していた。
(3月18日)
「ゆとり教育」を受けた世代と年齢的にほぼ重なるそうで、「物心ついたときにはバブルが崩壊し、景気は後退。一方で、ネットが普及し、自ら足を運ばなくても欲しい情報が手に入る環境を享受してきた」
若者たちだという。
その特徴としては・・・・
クルマやブランド品に興味がない
必要以上に稼ぐ意欲はない
パチンコなど賭け事をしない
海外旅行への興味が薄い
地元志向が強い
恋愛に淡泊
過程より結果を重視
主な情報源はインターネット
読書も好きで物知り
ふーん、なるほど。
それで「さとり世代」ですか。
わかる部分もあり、「そうかなあ」という部分もある。
この20年の日本の状況の中で育ってきたわけだから当たり前じゃん、という気もするし。
記事には「企業には危機感」の小見出しがあるけど、若者を単なる購買層とだけ捉えていれば、そうなるでしょう。
また、「労働現場」からは、「覇気を感じない」という声が挙がっているとも書いてあるが、じゃあ、「覇気を感じる」若者って、いつの時代ならいたと言うんだろう。
現実の若者たちはもっと多様で、「ゆとり世代」だ、「さとり世代」だという言葉だけでくくれるものではない。
それにしても、こういう「レッテル貼り」って、どれだけ意味があるんだろうか。
レッテルを貼ることで、何かわかった気になりたいだけじゃないのかな、とも思う。
ま、構いませんが(笑)。