福島の原発。
必死の放水作業。
これまで原発のシステムについて、あまりに知らないままだったことを反省しつつ、自衛隊や警察による取り組みをテレビで見る。
ネット上には、かなりの悲観論もあったりするが、今は見守るしかない。
同時に、可能な節電なんかもやっております。
計画停電で、ストンと電気というものが消えた家は、やけに静かだ。
あまりに当たり前な感想とはいえ、「電気のある生活」に慣れきっていることを、あらためて実感します。
えーと、今週、「読んで(書評を)書いた」のは、以下の本です。
藤田宜永
『夢で逢いましょう』(小学館)
森 毅
『一刀斉、最後の戯言』(平凡社)
白井晟一
『白井晟一、建築を語る―対談と座談』(中央公論新社)
・・・・藤田さんの『夢逢い』を楽しく読んだ。
物語展開もそうだが、それ以上に昭和30年代への“紙上タイムトリップ”を堪能したのだ。
それから、今週号の新書コーナーは、
下川裕治・仲村清司
『新書 沖縄読本』(講談社現代新書)。
下川君は松本深志高校の同期で、『文藝春秋』の「同級生交歓」にも一緒に出てもらったノンフィクション作家だ。
http://blog.goo.ne.jp/kapalua227/e/e56943db7c2476b4aa738859c94a0cff
残念ながら、この新書の書評は私ではないが(笑)、“沖縄の現状”を遠慮会釈なく、徹底的に(もちろん本土のことも)えぐり出したところに感心した。
ご一読をおススメします。
* 上記3冊の書評は、発売中の『週刊新潮』最新号(3月24日号)に
掲載されています。