変だよ東村山市の工事入札②事業者の提示金額を市が保障?

2010-06-08 23:59:31 | 東村山市の政治、議会
前に報告した 東村山市の契約案件で この6月議会 疑問を質しました。
3回に分けて報告することにしました。続けて 読んでください。

消防団第七分団詰所改築工事

096月2日 3回入札するも落札者無し。最低札は4500万円。

 09618日 予定価格を7.1%引き上げ、再入札へ。

 前回最低価格を入れた事業者が、同額の4500万円で落札。

回田小学校児童館回田第二分室設置工事

 102月3日 予定価格3697千円 1回目で決定せず。
 10年2月17日 予定価格10.6%引き上げ、
 前回最低価格と同じ金額で、同じ
事業者が落札。落札率96.6%。


第七分団詰所改築工事や回田分室設置の入札経過は市民の目からは異常。

事業者の提示した金額を市が保障したように見えます。

1回目の入札で、予定価格を少し上回り結果落札業者がいなかったため、

1回目の最低入札額を上回るように予定価格を見直し、

指名競争入札だったが、一部の事業者を入れ替えて再入札をした。

7分団の改築工事は遅れていたので急いでいた。

分団詰所の再計算は、プレハブリース代の見積を実勢価格に合わせた。

回田小の再計算は、採用単価を見直した。

 

1回目の入札最低額事業者が、同じ金額で落札したことは、他の入札参加事業者も条件はじだったので問題ない

という答弁。

 

市民の目にも 問題ないと映るだろうか?

 


変だよ東村山市の工事入札①高値安定落札と最低制限価格

2010-06-08 23:56:00 | 東村山市の政治、議会

前に報告した 東村山の契約案件で 疑問を質しました。
.この報告を要領よく行う為に、もう4日かかっています。まとまらないからです。そこで3回に分けて報告することにしました。続けて 読んでください。

1回目=高値安定落札と最低制限価格

 

●南台小学校屋体電気工事について(2009430日入開札)

予定価格の80%、2989万1200円で5社が同額入札。くじで社が落札。

当日の最低の札は79.99%の2989万円。

その差額は1200円。最低制限価格未満のため失格。

野火止小学校消防設備改修工事

10年2月24日 予定価格406万3000円の34.2%、139万円で落札。

 最低制限価格は設定なし。これってダンピングじゃないの


上記2つの事件は似たような問題を含んでいます。

答弁で、大規模工事は毎年4月には入札が行われる。2009年4月予定価格の事前公表で80%の入札、くじで決定ということが続いた。予定価格の事前公表で業者が積算努力をしないという事態が見受けられ、高値安定で落札ということも見られた。と言いましたが、
その工事のひとつが南台小の体育館電気工事です。

そこで、予定価格を昨年5月以降は 事後公表に変えたそう。


だが、この工事の入札では、80%にわずか0.004%、金額にして1200円しか不足していない、最も低い額を入札した事業者がいたのに、最低制限価格に1200円不足なので失格。
80%で、クジで決まった事業者が落札しました。


予定価格を事後公表に変えるほどの問題を感じていたのに、
議会では 
予定価格を公表し、最低制限価格を設定していることも公表して入札をした。その上で最低制限価格を下回ったものを落札者にはできない。
問題はなかった
と答弁したのです。 


そして最低制限価格について、

自治法に基づいて、ダンピングなどで工事を受注し、不履行となることを避けるために2000万円を超える事業に設定するが、

予定価格のわずか34%、機器の購入費188万円にも達しない野火止小の消防設備は

指名競争入札で、最低制限価格は設定ないことを公表し入札が行われた。

最低制限価格を気にせず応札できた。安いからといってオミットすることはできない。

南台小の工事と野火止小の工事は、契約金額の規模が異なる。問題ない。
と、答弁したのです。

 

この答弁で納得できる市民がいるでしょうか?