文部省唱歌『ふるさと』に思う

2010-10-12 22:56:14 | 故郷 奄美大島
今日 TVで BS朝日をたまたまつけたら
ふるさと を作詞した 高野辰之博士と故郷のことを描いた
うたの旅? を放送していました。

ふるさと は わが国の国歌にしたらいいじゃないのと思う
大好きな歌です。

歌詞をそらんじて歌えますか?

うさぎ追いし(美味しいと思っていませんでしたか?)
かの山
こぶな釣りし かの川
夢は今もめぐりて
思いいずる ふるさと

如何にいます 父母
つつがなしや ともがき(友垣)
雨に 風に つけても
思いいずる ふるさと

志を 果たして
いつの日にか 帰らん
山は青き ふるさと
水は清き ふるさと

作詞者の長野県中野市を故郷にしている
高野辰之の書いたこの詩は
日本全国どこの地にも当てはまる名作で

ウサギなんか追いかけたこともない
というか アマミノクロウサギは 耳の長いウサギではないので・・・
奄美出身の私でも

ウナギや 手長エビを獲った川
川をせき止めて泳いだこと
集落を取り囲む山々は
夏になれば ユリの花が一面に覆い
常夏の奄美で 濃い緑の松や常緑時に覆われた山々の風景

帰省するたびに
これらの風景に接し
あぁ 帰ってきたんだと思うホッとする感じ・・・
唱歌 ふるさと の歌う世界はそういう世界です

失われたように見える 日本の原風景
失いたくないと思う日本の原風景を 唄い
だらこそ 生まれも育ちも東村山のわが娘たちにも支持されるんだということを
痛感しました。

戦時高揚の唱歌も数多くあり
安心して歌えない物もありつつ
でも こうした唱歌は
唄うことで 自分が優しい気持ちになれるので
大好きです。