東村山駅西口再開発の決算

2010-10-14 23:09:11 | 東村山市の政治、議会
9月議会の一般質問で東村山駅西口再開発事業の決算について聞きました。

総事業費 94億9930万9597円
①補助金 20億5580万円
②負担金 25億1754万8972万円(東村山市)
       37億6329万1056円(デベロッパーがマンションを売った原価)
③保留床処分金 10億2384万3808円
  内東村山市買取 10億18万417円
  内権利者買取   2396万3311円

これで余計な清算金も出ずにメデタシメデタシとなったようです。

しかし、ビル床の単価を聞いてみました。
①地権者が権利のある商業床 1㎡当たり36万円
②地権者が権利のある住宅床 1㎡当たり33万円
③保留床の住宅床         1㎡当たり42万円
④保留床の公益施設分      1㎡当たり47万円
つまり、東村山市が買い取る床の単価が一番高かったということ。
市民にとってはメデタシメデタシとはいかないですよね~

また、西口公益施設指定管理者・東京ドームの事業内容について
決算委員会で清沢議員が聞きましたが
①東村山市が東京ドームに払う指定管理料 2430万6000円
 市民がこの施設を利用した使用料収入  1187万2000円
 東京ドームがこの施設を利用して行った独自の事業収入
                         1338万2000円
 上記収入合計  4946万350円
②経費総額     5730万8198円
③差引         784万7408円の赤字

新しい施設を作り、民間企業にわざわざ委託費を払って運営をさせ
その施設の使用料を民間企業の収入にし
民間企業が公共の施設を使って自主事業をし、
それでも経費を合計すると赤字が出るという不思議な施設。

これって東村山市が持っている意味ありますか?

新しい施設を買ってやって、
民間企業が事業を行い、もうからない分を東村山市が変わりに税金から補填してやる、
こんな施設の運営は楽ですよね~

繰り返します
この施設 東村山市が持っている意味ありますか?
ありません 売っぱらっても誰も困りません。
いっそのこと、東京ドームに 国の補助金の返済分も含めて売ってしまったら
一番の行革効果が出るのにと思います。

子どもたちは暑い暑い夏、クーラーもない中で勉強。熱中症もでた
お金が2000万円安くなるからと保育園を廃園にし、民間に譲渡する計画を立てる。
行革だからと 総額高々190万円の生活が苦しい世帯の小中学生の卒業アルバム代補助を削る

一体誰のための市政運営なのでしょうか

東村山駅西口の決算は市民にとっては一利なしです。