前に報告した 東村山の契約案件で 疑問を質しました。
.この報告を要領よく行う為に、もう4日かかっています。まとまらないからです。そこで3回に分けて報告することにしました。続けて 読んでください。
1回目=高値安定落札と最低制限価格
●南台小学校屋体電気工事について(2009年4月30日入開札)
予定価格の80%、2989万1200円で5社が同額入札。くじでA社が落札。
当日の最低の札は79.99%の2989万円。
その差額は1200円。最低制限価格未満のため失格。
●野火止小学校消防設備改修工事
10年2月24日 予定価格406万3000円の34.2%、139万円で落札。
最低制限価格は設定なし。これってダンピングじゃないの?
上記2つの事件は似たような問題を含んでいます。
答弁で、大規模工事は毎年4月には入札が行われる。2009年4月予定価格の事前公表で80%の入札、くじで決定ということが続いた。予定価格の事前公表で業者が積算努力をしないという事態が見受けられ、高値安定で落札ということも見られた。と言いましたが、
その工事のひとつが南台小の体育館電気工事です。
そこで、予定価格を昨年5月以降は 事後公表に変えたそう。
だが、この工事の入札では、80%にわずか0.004%、金額にして1200円しか不足していない、最も低い額を入札した事業者がいたのに、最低制限価格に1200円不足なので失格。
80%で、クジで決まった事業者が落札しました。
予定価格を事後公表に変えるほどの問題を感じていたのに、
議会では
予定価格を公表し、最低制限価格を設定していることも公表して入札をした。その上で最低制限価格を下回ったものを落札者にはできない。
問題はなかった
と答弁したのです。
そして最低制限価格について、
自治法に基づいて、ダンピングなどで工事を受注し、不履行となることを避けるために2000万円を超える事業に設定するが、
予定価格のわずか34%、機器の購入費188万円にも達しない野火止小の消防設備は
指名競争入札で、最低制限価格は設定ないことを公表し入札が行われた。
最低制限価格を気にせず応札できた。安いからといってオミットすることはできない。
南台小の工事と野火止小の工事は、契約金額の規模が異なる。問題ない。
と、答弁したのです。
この答弁で納得できる市民がいるでしょうか?