きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

東からげの着付け…衣裳を手直し

2013-06-02 14:18:44 | 衣裳方
「からげ易い衣裳」と「からげ難い衣裳」
舞踊の着付けをしていると、古典と言われる歌舞伎舞踊の着付けとの出会いが多くなってきます。
例えば、長唄「雨の五郎」や、「まかしょ」に代表される「東からげ」の着付けなどがそうです。
「東からげ」とは、衣裳の両脇線を引き上げて、下が広がるように着付ける方法です。
東京や京都の本衣裳だときれいに上がりますが、一般の衣裳では、裾にコシが無い為にヨレヨレになってなかなかきれいに上がりません。

フキを作って、からげ易い裾に…
その原因のひとつが、一般の衣裳にはフキが付いていないからです。
ですから、衣裳の裾にフキを作って取り付け、からげ易いように手直ししていくわけです。
今回担当する「舞踊の会」では、常磐津・「独楽(こま)」を東からげで着付けます。

 
「まかしょ」の東からげ(左)と、次回の舞踊の会の衣裳にフキを取りつけているところ(右)

常磐津・「独楽(こま)」
浅草寺[せんそうじ]の境内の独楽売りが、独楽の由来を語り、独楽を使う振りを踊ると、 いつしか独楽売りが独楽そのものに変身してしまいます。(日本舞踊演目辞典より)
独楽売りの商いの動きから、独楽そのもののの激しい動きまで魅せてくれる、楽しい日本舞踊です。

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