きつけ塾 いちき

「きもの」の袖に手を通す時に、「ときめき」を感じる日本の女性たち。
この「胸の高まり」は、いったい何なのでしょうか。

関東と関西は○○が違う

2013-06-08 23:54:58 | 日本舞踊
帯の巻き方が違う
きものを着る場合、一般の着付けの場合もそうですが、関東と関西では帯の巻き方が逆です。
着付け教室の場合も、関東に本部が多い為なのか、関東巻きが圧倒的に多いと思われます。
関東巻きは、反時計方向に帯が巻かれていき、関西巻きは時計方向に巻かれます。
箱根を境にして分かれているのでは…とは、先輩の言ですが、調べたわけではありません。
時代劇のテレビや映画などを見ていると、京都の太秦で撮影されると江戸の町人でも関西巻きです。
東京で撮影されたものは、大阪の商人でも関東巻きになってしまいます。



衣紋の抜き加減が違う
歌舞伎座に行って感じるのは、観劇に来ているきもの姿の女性の衣紋の抜き方が少ないのを感じます。
南座に行くと、衣紋はキッチリ抜いています。
関西の人が関東の女性の衣紋を見ると、「もう少し抜いたらいいのに」と思うし、関東の方は関西の女性を見て、「抜き過ぎよ」と思うわけです。

舞踊の衣裳も基本が違う
私は関西巻きで「舞踊の着付け」をしていてす。
ですから、関西の衣裳屋さんの本衣裳は、着せ方に苦労はしません。
しか、松竹衣裳などの本衣裳は、柄付けが逆なので、頭をリセットしないと苦労します。
そのほかにも異なるところが多くあるのです。
書いていくときりがないので、次回にゆずりたいと思います。

江戸時代の歴史を振り返ると、きものや帯結びの流行は、まず京都・大阪が作り出し、江戸中期くらいになると江戸文化が圧倒的に優位を占めるようになります。
こうした変遷の中で、関西と江戸という二つの文化が育まれてきたのだと思います。
この項は、ひきつづき書いていきたいと思っています。

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きょうリハーサル、あす本番/花柳二千翔社中…「飛翔の会」

2013-06-08 00:12:40 | 日本舞踊
17演目支える舞台裏
6月9日(日)、12時半から、花柳流・花柳二千翔社中の「飛翔の会」が開催されます。
毎年開催される「飛翔の会」も今年で23回をかぞえます。
舞台裏では、お弟子さん方が音響や後見などもしながら、舞台では「古典舞踊17演目」を観客の皆さんに披露することになっています。

今回の「飛翔の会」の番組表(上)
昨年の「飛翔の会」の出演者抜粋(下)
  
場所は「サンエールかごしま」2階のホールです。
舞踊の好きな方、関心のある方はぜひお越しください。
当日の舞台裏で私どもは、「衣裳の着付け」を行なっております。

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