自分で作ります…さすが博多の人形師
福岡の「舞踊と振袖の着付け専門特別講座」でお勉強している I さんは、若手の博多人形師。
真面目な方で、博多人形のきものの中身が知りたいとお勉強に来られています。
人にきものをお着せする時に、私たちはヘラをよく使います。
きもののシワを取るほかにも、さまざまな使い方があるわけです。
職人にとって道具は、自分の分身みたいなもので、使い勝手の良いように自分で作るのが基本です。
しかし私どもの職場は女性ばかり。
道具の製作は苦手な方が多いようなので、男性スタッフが作っています。
先日、福岡の特別講座で、ヘラを I さんにお見せしたら、ジッとヘラを見て、「自分で作ります」と一言。
さすが人形師。道具は自分で作られるわけですね
そういえば人形師にとってヘラは必須アイテムでした。
今度お会いする時に、素晴らしいヘラをお見せ下さい。
現在私たちが現場で使っている「ヘラ」。(1,080円)
来月から「襲名披露公演」が始まり、6月には博多座に…
「中村芝雀さんが、雀右衛門を襲名する」というニュースを聞いたとき、「若旦那が五代目を襲名するんだな」と感慨深く思いました。
七世中村芝雀丈は、現在の歌舞伎界には欠かせない名女形。
人間国宝、先代雀右衛門の次男でもある芝雀丈は、今でも「京屋の若旦那」と呼ばれています。
2013年9月22日、熊本の「八千代座」で芝雀丈と会食をともにして、その親しみやすさに、参加者はファンになってしまいました。
名跡を継ぐという事は大変なことだと思いますし、若旦那ではなくなりますが、一層がんばってほしいと願っています。
今回の博多座の襲名披露公演には、バスで観劇に行こうと計画しています。
興味のある方は下のサイトとブログをクリックしてごらんください。
●博多座の襲名披露公演のポスター
●のオフィシャルサイト
●中村芝雀(京屋)さんのブログ
●これまでの歌舞伎観劇のブログ記事