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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

あわてないで インボイスの登録申請

2023-03-09 07:21:00 | 経済・産業・中小企業対策など
あわてないで インボイスの登録申請
あわてないでインボイス登録001
あわてないでインボイス登録001 posted by (C)きんちゃん
取引先から「インボイスを出すように」と言われたけれど…どうすれば?
「登録は検討中」と伝えましょう

登録すると消費税の納税義務が発生します
登録はよく考えて!
個人事業主やフリーランスなどの免税業者が、インボイスを発行するための登録申請をすると自動的に課税業者になり、新たに消費税を納めることになります。


あわてないでインボイス登録002
あわてないでインボイス登録002 posted by (C)きんちゃん
課税業者になれば、いくらの負担に?
年収300万円アニメーターの場合=所得税、住民税、事業税、国保料、年金の負担は75万円。経費が月3万円として、税金などを納めると手元には175万円、月に14万5千円が残ります。インボイスを出すために、ほぼ1カ月分の生活費を失うことになります。

消費税のインボイスとは…
政府は、2023年10月から「インボイス制度(適格請求書保存方式)」を実施しようとしています。インボイスとは、税務署の登録番号がついた領収書や請求書のこと。これがないと仕入・経費の消費税が引けなくなるため、取引先や元請けは、下請け業者に「インボイス(適格請求書)」の発行を求めているのです。

あわてないでインボイス登録003
あわてないでインボイス登録003 posted by (C)きんちゃん
インボイスが出せないとどうなるの
消費税は、売り上げから仕入・経費を差し引いた付加価値(利益)に課税ざれます。仕入・経費に含まれる消費税を差し引くことを「仕入税額控除」といいます。インボイスがなければ仕入税額控除が認められないため、免税業者と取引する課税業者の消費税負担が増えます。

申請期限には特例があります
発行事業者になるための登録申請は、原則23年3月末ですが「困難な場合」は「23年9月末まで」とする特例があります。「困難な場合」の程度は問われません。

あわてないでインボイス登録004
あわてないでインボイス登録004 posted by (C)きんちゃん
インボイス制度は実施中止させよう
物価高騰で中小業者の経営が厳しさを増す中でも、自民党と公明党はインボイス制度を予定通り2023年10月から実施しようとしています。消費税を5%に減税すればインボイスは必要ありません。
国税庁や税務署はインボイス登録を促す案内を送り、事業者に電話して説明会の勧誘までしています。しかし、インボイス発行事業者登録は51万件(5月末時点)で、これは推定される対象事業者の5%程度に過ぎません。


世論と行動が広がっています
●業者団体も中止、延期を要望
「経済が好転するまで凍結すべき」(全国中小企業団体中央会)「制度の準備に取りかかれる状況にない。凍結すべき」(日本商工会議所)
「制度の導入を凍結し実施しないこと」(中小企業家同友会全国協議会)
●中止を求める税理士の会が発足。400人の税理士が賛同
●建設業者団体が東京・日比谷野外音楽堂で集会・デモを開催
●「インボイス制度を考えるフリーランスの会」ネット署名は5万人に
●地方自治体から意見書が続々と
●立憲民主党、日本共産党、れいわ新選組、社民党の4党と無所属議員が消費税5%への減税とインボイス制度廃止法案を共同提出(6月10日)
●民商・全商連に寄せられた署名は12万人分超
●100万ボイスアクション―民商・全商連は、岸田首相と財務大臣に100万通のハガキを送って中止を求める声を直接届けています


困った時は、お近くの民主商工会に相談しよう!!

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