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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

岸田軍拡に異議あり 「沖縄 捨て石」許容できぬ

2023-03-10 07:01:18 | 平和・憲法・歴史問題について
岸田軍拡に異議あり 「沖縄 捨て石」許容できぬ

沖縄国際大学名誉教授 照屋寛之さん


政府があおる「台湾有事」は「南西有事」でもあります。ミサイル配備が進められている沖縄県石垣市、宮古島市、与那国町など(先島諸島)の第1列島線上にうるま市(沖縄本島)は位置します。ミサイルが配備される陸上自衛隊の分屯地近くには1キロ内に四つの小中学校があり、多くの保育園もあります。
基地が攻撃されれば、たくさんの市民が巻き込まれることは明白です。
こうした危険がありながら国や市は、住民に説明を一切していません。「外交防衛間題は国の専権事項」と考えていますが、実際に戦争が起き、被害を受けるのは住民です。
たとえ、「専権事項」だとしても住民の納得できることでなければやってはいけません。反対の声を無視して国が強引に軍拡を進めるならば、国民には「抵抗権」があります。このことをしっかりと認識し、たたかっていかなければなりません。
78年前、国から捨て石にされた沖縄は唯一の地上戦で県民4人のうち1人が亡くなりました。攻撃目標とされる危険のある基地を未来永劫、置き続けることが日本の民主主義なのでしょうか。再び沖縄を捨て石にすることは、県民の一人として断じて許容できません。
「台湾有事は日本有事」などと言う無責任な政治家がいます。「有事」にしないために徹底した外交が必要なのです。有事をつくり出しているのは、政治の責任であることを自覚すべきです。(聞き手 田中智己)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2023年3月7日付掲載


政府があおる「台湾有事」は「南西有事」でも。
ミサイルが配備される陸上自衛隊の分屯地近くには1キロ内に四つの小中学校があり、多くの保育園も。基地が攻撃されれば、たくさんの市民が巻き込まれることは明白。
「外交防衛間題は国の専権事項」だと言いまっすが、実際に被害を被るのは地域の住民です。国民には「抵抗権」がある。
そのことをしっかり認識して闘って行こうではありませんか。


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