きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

二酸化炭素濃度増加 4、5度高い時に匹敵

2023-12-11 07:12:07 | 環境問題・気候変動・地球温暖化について
二酸化炭素濃度増加 4、5度高い時に匹敵
現在の大気中の二酸化炭素濃度は、1400万年前と同水準であることがわかったと、世界の16力国の80人以上の研究者のグループが米科学誌『サイエンス』(8日付)に発表しました。当時の地球の平均気温は、現在よりも4~5度高かったときれています。
研究グループは、南極の氷や、古代の土壌、海底堆積物、化石植物などさまざまな材料を使ってこれまで得られたデータを、最新の知見を加味しながら統一的に評価。恐竜が絶滅した約6600万年前以降の大気中の二酸化炭素濃度と地球の平均気温の変化の様子を再現しました。
その結果、約5000万年前、大気中の二酸化炭素濃度は1600PPmに達し、地球の平均気温が現在より12度高かったことがわかりました。その後、大気中の二酸化炭素濃度は徐々に減少し、それとともに地球の平均気温も低くなり、3400万年前には南極の氷床が形成されはじめました。



グリーンランド氷床の緑は氷が解けて地面がむき出しになっています。(© Kevin Krajick/Earth Institute)

250万年前には大気中の二酸化炭素濃度が産業革命前の280PPm程度まで低下し、極域が氷で覆われる氷河期が始まりました。産業革命により二酸化炭素の人為的な排出が急激に増え、現在の大気中の二酸化炭素濃度は約420PPmと、産業革命前の約1・5倍に上昇しています。
このまま、排出が続けば、大気中の二酸化炭素濃度は、今世紀中に2倍を超える可能性があると指摘されています。今回の研究で、大気中の二酸化炭素濃度が2倍になると、地球の平均気温は5~8度高くなる可能性があることがわかったといいます。
長期的な気候が二酸化炭素などの温室効果ガスの影響を非常に受けやすいことも示しており、研究グループは産業革命前より1・4度以上高くなっている現在の地球の平均気温がさらに高くなる可能性があると警鐘を鳴らしています。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2023年12月9日付掲載


250万年前には大気中の二酸化炭素濃度が産業革命前の280PPm程度まで低下し、極域が氷で覆われる氷河期が始まりました。産業革命により二酸化炭素の人為的な排出が急激に増え、現在の大気中の二酸化炭素濃度は約420PPmと、産業革命前の約1・5倍に上昇。
このまま、排出が続けば、大気中の二酸化炭素濃度は、今世紀中に2倍を超える可能性があると指摘。今回の研究で、大気中の二酸化炭素濃度が2倍になると、地球の平均気温は5~8度高くなる可能性があることがわかったと。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 探査機「SLIM」月面へ ... | トップ | 原発は強い地震来ない »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

環境問題・気候変動・地球温暖化について」カテゴリの最新記事