きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

つなぐ 能登の産業③ 輪島塗 漆器文化絶えさえない

2024-08-21 07:14:54 | 経済・産業・中小企業対策など
つなぐ 能登の産業③ 輪島塗 漆器文化絶えさえない


熟練の職人が、さまざまな大きさのハケやヘラを使い分け、漆を塗ると、作品に命が宿ります。(写真)




国の重要無形文化財に指定される、輪島塗。伝統的な漆器文化を現在に受け継ぎます。地震で市内のいくつもの工房が倒壊するなどの被害を受けました。制作に必要な道具も失いました。
工房の一つ、少しずつ作品を作り始めている「大徹八井漆器工房」です。「地震に負けたくない」と社長の八井貴啓(やついたかひろ)さん(55)は力を込めます。
4月に仮設工房の抽選に当選。さっそく、友人から譲り受けた道具を設置し、作業を再開しました。現在は、倒壊した工房の下敷きで傷んだ作品の補修や、全国からの修理依頼などを受注しています。
18歳で弟子入りした片岡武彦さん(62)は「漆は生きている」と語ります。湿度と温度の管理が大切で、プレハブの仮設工房では、細かい調節が困難です。
「工房を新しく建て直し、職人みんなで作業できる環境を早く取り戻したい」。八井さんの次の目標です。
(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年8月16日付掲載


工房の一つ、少しずつ作品を作り始めている「大徹八井漆器工房」です。「地震に負けたくない」と社長の八井貴啓(やついたかひろ)さん(55)は力を込めます。
4月に仮設工房の抽選に当選。さっそく、友人から譲り受けた道具を設置し、作業を再開。
「工房を新しく建て直し、職人みんなで作業できる環境を早く取り戻したい」。八井さんの次の目標。

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