健康診断の診察結果
しっかりチェックしよう!
各種の健康診査をしたあと、必ず健診結果が返ってきます。にもかかわらず、それを見ることなく、次の年も同じ健診を受ける方がいます。大事な検査結果の中に、重大な事実が潜んでいるかも知れません。必ず封を開けて、結果をじっくり見てみましょう。
異常値には*印が
まず、総合判定欄に注目、そこに何がかかれているか。それから各項目に目を移せば、異常値には*のように目立つ記号がついています。要チェックです。
それから項目の頭にABC…などの、健診を受けた施設での判定基準の記号がありますので、そこもチェック。大概Aは異常なしです。学校時代の成績表を見るようなものですね。
身体測定では、血圧、身長、体重、BMI(体格指数)、2008年から腹囲測定結果も書かれるようになりました。メタボ健診が始まったからです。基準は、男性85センチ、女性90センチ。でもこれは導入当初から議論があったもので、今後見直しがある可能性があります。75歳以上の方は書いてありません。後期高齢者は、メタボ健診の対象外と考えたからです。
その他には、血液検査(血糖、コレステロール、肝機能など)、尿検査(尿たんぱく、尿糖など)の項目があります。
人間ドックなどになると、腫瘍マーカー、腹部エコー検査(上腹部、下腹部)、胃がん検診(バリウム造影検査、胃カメラ、ペプシノーゲン+ピロリ)、大腸がん検診(便潜血)、肺がん(胸部レントゲン、CTなど)などが加わります。
【健康診断の流れ】
健康診査
(問診、診察、血圧、腹囲の測定、血液検査など)
結果と判定
(健診の結果について、総合判定と各項目ごとの判定をチェック。基準値と比べたり、医師の判定などを見る)
保健指導
(健診の結果により、必要な保健指導を受ける)
過去の結果と比べ
項目は多岐にわたりますので見るのも大変ですが、その年の結果を見て、基準値(正常値)内か否か、所見が有るか無いかで一喜一憂するのでなく、毎年連続で健診を受けていれば、過去3年分くらいの結果が経年的に書いてありますので、そこをじっくり見てみましょう。変わりは無いのか、良くなっているのか、悪化しているのか。
ただ、血圧は健診日だけが高く、普段はもっと低い、いわゆる「白衣高血圧」の方もいます。
器械測定の場合は、問診時に保健師、ナースに水銀血圧計で測りなおしてもらうといいでしょう。
生活見直す機会
健診項目の結果が、変わりがなく基準値以内なら、今の生活を続けて行けばいいかなと判断できます。
異常値だったのを前回指摘され、生活の改善(食生活や、運動などで)生活の改善(食生活や、運動などで)で良くなっていれば、その生活を続けていけばいいでしょうし、いままで基準値内だったのが、少しずつ上昇していって、ついに基準値オーバーになってしまっていれば、今の生活を見直す機会が到来したことになります。
次回は、異常値・再検査の時はどうするかです。
●腹囲測定…腹囲(おおよそ胴まわり)男性85cm以上、女性90cm以上が必須これに加えて下記の2項目
●血圧…収縮期血圧=130mmHg以上、または、拡張期血圧=85mmHg以上
●中性脂肪…150mg/dl以上、または、HDLコレステロール40mg/dl以下
●空腹時血糖…110mg/dl以上
「しんぶん赤旗」日刊紙 2010年5月14日付けに掲載。
健康診断で具体的な数値で結果が出ます。
数年間の検査結果の時系列的な推移を見る事は大事だと思います。正常値の範囲内でも、だんだん悪くなっていっている場合は、その時点で生活習慣の改善にとりくむべきでしょう!
でも、なかなか意思が弱くて・・・。困っています。
しっかりチェックしよう!
各種の健康診査をしたあと、必ず健診結果が返ってきます。にもかかわらず、それを見ることなく、次の年も同じ健診を受ける方がいます。大事な検査結果の中に、重大な事実が潜んでいるかも知れません。必ず封を開けて、結果をじっくり見てみましょう。
異常値には*印が
まず、総合判定欄に注目、そこに何がかかれているか。それから各項目に目を移せば、異常値には*のように目立つ記号がついています。要チェックです。
それから項目の頭にABC…などの、健診を受けた施設での判定基準の記号がありますので、そこもチェック。大概Aは異常なしです。学校時代の成績表を見るようなものですね。
身体測定では、血圧、身長、体重、BMI(体格指数)、2008年から腹囲測定結果も書かれるようになりました。メタボ健診が始まったからです。基準は、男性85センチ、女性90センチ。でもこれは導入当初から議論があったもので、今後見直しがある可能性があります。75歳以上の方は書いてありません。後期高齢者は、メタボ健診の対象外と考えたからです。
その他には、血液検査(血糖、コレステロール、肝機能など)、尿検査(尿たんぱく、尿糖など)の項目があります。
人間ドックなどになると、腫瘍マーカー、腹部エコー検査(上腹部、下腹部)、胃がん検診(バリウム造影検査、胃カメラ、ペプシノーゲン+ピロリ)、大腸がん検診(便潜血)、肺がん(胸部レントゲン、CTなど)などが加わります。
<特定検診の検査項目> | |
問診 | 既往歴、現病歴、自覚症状など |
身体計測 | 身長、体重、腹囲、BMI |
尿検査 | 尿たんぱく、尿糖 |
血圧 | 収縮期・拡張期血圧 |
血液検査 | 脂質〔中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール〕、肝機能〔AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(γ-GTP)〕、血糖 |
診察 | 視聴触診 |
※医師の判断により、貧血検査(採血)・心電図・眼底検査が追加になる場合がある。 |
【健康診断の流れ】
健康診査
(問診、診察、血圧、腹囲の測定、血液検査など)
結果と判定
(健診の結果について、総合判定と各項目ごとの判定をチェック。基準値と比べたり、医師の判定などを見る)
保健指導
(健診の結果により、必要な保健指導を受ける)
過去の結果と比べ
項目は多岐にわたりますので見るのも大変ですが、その年の結果を見て、基準値(正常値)内か否か、所見が有るか無いかで一喜一憂するのでなく、毎年連続で健診を受けていれば、過去3年分くらいの結果が経年的に書いてありますので、そこをじっくり見てみましょう。変わりは無いのか、良くなっているのか、悪化しているのか。
ただ、血圧は健診日だけが高く、普段はもっと低い、いわゆる「白衣高血圧」の方もいます。
器械測定の場合は、問診時に保健師、ナースに水銀血圧計で測りなおしてもらうといいでしょう。
生活見直す機会
健診項目の結果が、変わりがなく基準値以内なら、今の生活を続けて行けばいいかなと判断できます。
異常値だったのを前回指摘され、生活の改善(食生活や、運動などで)生活の改善(食生活や、運動などで)で良くなっていれば、その生活を続けていけばいいでしょうし、いままで基準値内だったのが、少しずつ上昇していって、ついに基準値オーバーになってしまっていれば、今の生活を見直す機会が到来したことになります。
次回は、異常値・再検査の時はどうするかです。
●腹囲測定…腹囲(おおよそ胴まわり)男性85cm以上、女性90cm以上が必須これに加えて下記の2項目
●血圧…収縮期血圧=130mmHg以上、または、拡張期血圧=85mmHg以上
●中性脂肪…150mg/dl以上、または、HDLコレステロール40mg/dl以下
●空腹時血糖…110mg/dl以上
「しんぶん赤旗」日刊紙 2010年5月14日付けに掲載。
健康診断で具体的な数値で結果が出ます。
数年間の検査結果の時系列的な推移を見る事は大事だと思います。正常値の範囲内でも、だんだん悪くなっていっている場合は、その時点で生活習慣の改善にとりくむべきでしょう!
でも、なかなか意思が弱くて・・・。困っています。
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