つなぐ 能登の産業① 白米千枚田 奇跡の120枚
元日の石川県能登半島地震から7カ月。災害関連死を含め339人が亡くなっています(9日時点)。倒壊家屋が残され、ライフラインの復旧も遅れています。被災者は先行きが見えず、不安を抱えながらの暮らしを余儀なくされています。石川県能登地域の伝統産業や観光業に携わる人たちは、日常を取り戻そうと奮闘しています。(写真・記事 白石光)
早朝6時。棚田に草刈り機の音が響きます。白米千枚田愛耕会の人たちがお盆前の作業に汗を流します。
(写真)
国の文化財名勝に指定される石川県輪島市の白米千枚田。地震で約8割の田に最大深度約1メートルの亀裂が入るなど大きな被害を受けました。
1004枚の水田のうち、復旧を終えた約120枚で田植えができました。
「奇跡の120枚です」と同会代表の白尾友一(ともかず)さん(60)。千枚田の管理を担う同会には地元住民約30人が在籍しています。今はそのほとんどが金沢市に2次避難しています。
ここまで圧倒的に人手不足の中での作業でしたが、全国の励ましも力に、1枚ずつ丁寧に復旧作業を進めてきました。
「千枚田は生活の一部。先は長いが市とも協力し、多くの人たちの協力も得ながら復興したい」と白尾さんは言います。
(つづく、5回連載)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年8月13日付掲載
1004枚の水田のうち、復旧を終えた約120枚で田植えができました。「奇跡の120枚です」と同会代表の白尾友一(ともかず)さん(60)。
「千枚田は生活の一部。先は長いが市とも協力し、多くの人たちの協力も得ながら復興したい」と白尾さん。
元日の石川県能登半島地震から7カ月。災害関連死を含め339人が亡くなっています(9日時点)。倒壊家屋が残され、ライフラインの復旧も遅れています。被災者は先行きが見えず、不安を抱えながらの暮らしを余儀なくされています。石川県能登地域の伝統産業や観光業に携わる人たちは、日常を取り戻そうと奮闘しています。(写真・記事 白石光)
早朝6時。棚田に草刈り機の音が響きます。白米千枚田愛耕会の人たちがお盆前の作業に汗を流します。
(写真)
国の文化財名勝に指定される石川県輪島市の白米千枚田。地震で約8割の田に最大深度約1メートルの亀裂が入るなど大きな被害を受けました。
1004枚の水田のうち、復旧を終えた約120枚で田植えができました。
「奇跡の120枚です」と同会代表の白尾友一(ともかず)さん(60)。千枚田の管理を担う同会には地元住民約30人が在籍しています。今はそのほとんどが金沢市に2次避難しています。
ここまで圧倒的に人手不足の中での作業でしたが、全国の励ましも力に、1枚ずつ丁寧に復旧作業を進めてきました。
「千枚田は生活の一部。先は長いが市とも協力し、多くの人たちの協力も得ながら復興したい」と白尾さんは言います。
(つづく、5回連載)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年8月13日付掲載
1004枚の水田のうち、復旧を終えた約120枚で田植えができました。「奇跡の120枚です」と同会代表の白尾友一(ともかず)さん(60)。
「千枚田は生活の一部。先は長いが市とも協力し、多くの人たちの協力も得ながら復興したい」と白尾さん。
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