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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

低賃金・使い捨ての派遣労働を許すな 志位さんが予算委員会で追求

2008-10-09 20:48:42 | 過去の総選挙・参院選挙
10月7日、衆議院予算委員会で共産党の志位和夫さんが、世界一の自動車メーカー・トヨタ自動車グループの中核、トヨタ車体(本社・愛知県刈谷市)が法律の期間を超えて、低賃金・使い捨ての派遣労働者を使い続けている実態を追求し、違法是正と派遣労働法の抜本改正を求めました。
【「しんぶん赤旗」日曜版(10月12日付)、日刊「しんぶん赤旗」(10月9日付)で報道】



「派遣労働者の奇妙な配置換えが行われている」。そう言って、志位さんが明らかにしたのは、プリウスなどを生産する工場での巧妙な方法です。
 -生産ラインを昼夜2交代でA直とB直の2グループに分ける。仕事の内容はまったく同じで、1週間ごとに昼夜が切り替わる。
 -異変が起きたのは、この10月。28人の派遣社員全員をA直に集め、B直の派遣はゼロに。来年1月からは、図のように派遣がまるごとB直に移動して、A直の派遣はゼロになる。


-なぜこんなことが。
 派遣法では、「臨時的、一時的」という原則から最大3年という派遣労働の期間制限があり、それを超えると派遣先企業は労働者に直接雇用を申し込む義務が生まれます。
 ところがトヨタ車体のやり方は、仕事内容は同じでも、A直とB直の形を変える-「3ヶ月と1日」だけ派遣を受け入れない期間(クーリング期間)をつくることで派遣労働の継続がなくなり、使い回しできる、というものです。同社は「これをやれば法律をクリアできる」と社員に説明しています。
 「直接雇用をのがれるための期間制限偽装ではないか。違法状態をただちに是正せよ」と迫る志位さん。
 麻生首相は「現実に照らして法の下に対応する」と答弁しました。
 トヨタ車体で3年間働いている派遣労働者が語ります。
 「仕事は正社員と同じですが、給料は手取りで20万円と正社員より安い。派遣会社のアパートに入ると5万円以上とられ、10数万円しか残りません。ふすま1枚で仕切られている3人部屋だと、自分の部屋に行くにも他人の部屋を通らないとならない。志位さんが派遣労働のひどさ、生活の大変さを具体的にとりあげてくれて、本当にうれしい」
 トヨタ車体はなぜ、「3ヶ月と1日」という期間を使って、派遣労働者を使いまわすのでしょうか。その根本になっているのが厚労省の告示「派遣先が講ずべき措置に関する指針」(派遣先指針)です。同じ派遣労働者を同じ業務に使わない期間が3ヶ月を超えていれば派遣は継続していない、とされています。
 人材派遣業界では「一定の期間(3ヶ月と1日以上)をいけば、同一業務について派遣労働者を再開できるようになる」などと勝手な解釈もおこなわれています。
 トヨタ車体でも同じです。2005年から2008年までの間に同社の派遣労働者は2倍以上に増え、利益を186億円から224億円に伸ばしています。



志位さんが指摘しました。
「派遣労働者が3年を超えて増え続けている。これは臨時的・一時的な生産調整でなく、恒久的なコスト削減で大もうけを目的としたものであり、正社員から派遣への大規模な置き換えであることは明瞭(めいりょう)ではないか。トヨタは世界規模の超巨大企業だ。その企業が人間らしい雇用の責任を果たしていない」


違法を告発した労働者の職を奪うな
 志位さんは質問の冒頭で、派遣労働をめぐって一定の変化が生まれていると切り出し、規制緩和一辺倒だった政府・与党も不十分ながら労働者派遣法の改正をいいだしたと指摘。「労働者のたたかいが、現実を一歩動かしつつある」と述べました。その上で、大企業で違法行為が横行していると指摘しました。 日亜化学(徳島県)やキャノン(栃木県)では、労働者が偽装請負を告発し、厚生労働省から偽装請負と認定されながら、告発した労働者が雇い止めにされています。
 日亜化学の島本誠さんは労働災害にあいました。日亜と派遣会社は責任を島本さんに負わせ、偽装請負を隠すために口裏あわせまで強要しました。
 熟練を要する作業をしているキャノンの宮田裕司さんは、頭をこずかれるなどのパワーハラスメントを受け、ささいな「理由」で直接雇用後、わずか11ヶ月で雇い止めにされました。
 志位さんは、「被害者にいっそうの被害を与えるようなことは、政治の責任にかけて許すべきでない」と追求。麻生首相は、「事実ならきわめて不当な話しだ」と答弁をせざるをえませんでした。
 日弁連連合会が「正規雇用が原則」とする決議をあげていることを紹介したし遺産は、「『働く貧困層』という社会的大問題を解決するまで奮闘する」と決意を表明しました。


共産党兵庫県の総選挙・比例ブロックの事務所開きが行われました

2008-10-03 23:42:11 | 過去の総選挙・参院選挙
近く行われる総選挙の勝利をめざして、共産党兵庫県の比例の事務所開きが行われました。


比例候補と小選挙区候補が勢ぞろい。
左から、比例(3区重複)・金田みねお、比例・瀬戸恵子、1区・味口としふみ、2区・井村ひろ子、6区・北野のり子、7区・平野貞雄、8区・庄本えつ子

まず、共産党の県委員長、岡さんから決意表明がありました。


県後援会からの訴えに続いて、支援者からの共産党への期待と訴えがありました。

若者からの訴え。


食料の安全と自給率向上を求める訴え。

小選挙区候補の紹介の後、比例ブロックの金田みねお(兵庫3区重複)が訴えました。

福祉・医療のエキスパートです。

その後、近畿比例候補の瀬戸恵子が訴えました。






今、国民の生活を守るには、大企業やアメリカいいなりから、国民生活応援に政治の中身を切り替える必要があります。

事務所開きに集まった聴衆です。




最後に、候補者の皆さんに花束が渡されました。



いよいよ総選挙です。解散の時期は若干延びそうですが、国民の暮らし優先の政治に切り変えるチャンスです。
解散の時期が延びるだけ、国民・有権者に訴える機会が増えるわけで、がんばり時です。

臨時国会が始まりました 本当に国民の暮らしを大事にする政党は共産党!

2008-10-02 21:54:21 | 過去の総選挙・参院選挙
臨時国会の共産党の代表質問

共産党からは、志位さんが代表質問しました。
まずは、暮らしの問題。

1、働く貧困層の問題。
1000万人を超える働く貧困層。働いても、働いても、年収200万円以下。
トヨタのある工場では、派遣労働者の800人が雇い止めにされたとか・・・。
再雇用先の斡旋もなくです・・。
すくなくとも、派遣労働が原則自由化された1999年以前に戻すべきと要求しました。

2、後期高齢者医療制度
75才を超えたことで、別枠にすることが間違いです。
本来なら、戦後日本社会の支えてきた高齢者の方々に、「これからは医療費の心配をしなくてもいいですよ」と無料にするのがスジです。と正しました。
年間、社会保障予算の自然増を2200億円もカットをしてきていることはやめるべきと正しました。

3、財源問題。
政府が、消費税に財源を求めている事は邪道。低所得者に最も負担の重い消費税は福祉破壊税。
財源には、政府が聖域としている、年間5兆円の軍事費、とりわけ2500億円の米軍おもいやり予算。300億円の政党助成金を見直すべき。
また、この10年以来大企業へのもろもろの減税を元にもどすことで7兆円の財源が生み出せるということです。

4、食料と農業の問題
事故米の問題は、政府の規制緩和の問題を指摘。そもそもの原因をたどれば、食料自給率の低下が問題。農産物の価格保障、所得補償をおこない、暮らせる農業にして自給率のアップを。輸入自由化の見直しを要求しました。

根源には、一部輸出大企業の応援。
外需頼み、内需ないがしろにしてきたことが原因。
大企業から家計に移すことが大事だと訴えました。

最後に、戦争でテロはなくせ無い
1、憲法違反の自衛隊派遣をやめさせる。
2、米軍再編、原子力空母の配置は許されない。と訴えました。


大企業応援、アメリカいいなりの「二つの政治悪」をただすことが大事だと訴えました。

下記のサイトも参考に・・・
【共産党の代表質問】
【共産党のトピック】