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ジャガイモのチーズ焼き

2010年05月24日 | 田舎生活の衣食住
 1袋98円の安いジャガイモをようやく見付けて購入。だって、1袋4個で198円とかするのだもの、気軽に買えない。
 98円だけあって赤ちゃんの握りこぶしくらいのチビジャガが10個くらい袋に入っているが、剥くのが大変。
 チビジャガ3個を細切りにして、表面い油を敷いたフライパンで焼くのだが、ジャガイモを入れたら、すぐに、スライスチーズを手で細かくちぎりながら乗せていく。そうすると、チーズがつなぎになってジャガイモが1枚にまとまる。
 下面が焼けたら裏返すが、ここが勝負。失敗すると形が崩れてしまうので、丸い皿や蓋に一度受けてから、スライドさせて戻すか、一気にフライパンを振ってポーンと宙に浮かせて引っくり返す。後者を選択。出来た。味付けは塩胡椒のみ。
 写真左の表面の黄色い部分がチーズ。このままパリパリで食べても美味しいが、
目玉焼きを乗せて、黄身に漬けながらもまた違った美味しさだった。

うどんを打ってみた

2010年05月24日 | 田舎生活の衣食住
 生涯初の手打ちうどん。
1 朝から塩をお湯で溶いて冷ましておいた。それを小麦粉に少しずつ混ぜて、固さを調節しながら練っていく。
2 こねて丸めてこねてを繰り返したら、麺棒で伸ばす。(本当はビニール袋に入れて足で踏むと、腰が強くなるそうだ)。
3 打ち粉を打ちながら、伸ばして巻き込んで、伸ばして巻き込んで、平らにする。
4 同じ幅に切る。
5 パラパラとほぐす。
6 熱湯で湯がく。

 失敗したらどうしよう。と不安に思いながら、お手本も何も無しに小麦粉をこね出した。小麦粉は、やり直しがきくから、もし巧く伸ばせなかったら、上海名物の削り麺にしてしまえばいいやと。これも作った事は無いが、生地をそのまま、左手に持ち、小刀のような包丁でピシピシと鉛筆みたいに削っていく。
 最悪、すいとんという手もある。すいとんとは、小麦粉団子汁のこと。
 分量や、生地の固さも分からなかったが、何となく、出来た。太さバラバラで、ほうとうあり、きしめんあり。だが、食感はモチモチしていて美味しかった。自己満足だけど。
 同時に揚げておいた、タマネギと桜海老のかき揚げ、ワカメで食べちゃった。薬味はショウガと、島唐辛子。

6 スライスしたタマネギに小麦粉をまぶすだけなので、5ミリ程度の油で揚がる。7が完成。

迷言集その21 教員編

2010年05月24日 | おかしな人々
年齢不詳男性高校教諭
 今年一番良かった事は何か? のアンケートに答え、「奥さんと結婚して、奥さんと奥さんのお父さんとお母さんと一緒に暮らせたこと」。
 この教師に教わる事は何一つ無いだろう。

年齢不詳某高校教諭ほぼ全員
 今一番欲しいものは何か? のアンケートに答え、「どこでもドアー」。
 この学校で教わる事は何一つ無いだろう。

 

ピ ンクおっさんは座頭一がお好き

2010年05月24日 | おかしな人々
 町一番のショッピングモール。と言っても地上2階建てだから、町の規模が分かろうかと言うものだ。
 そんなショッピングモールで不思議な後ろ姿を見かけた。小さくて細くて、小学生のような体つき。全体にジャージ素材の衣服で、黒いパーカーにグレイのマ イクロミニスカートなのだが、足がショッピングピンクのタイツで覆われている。
 「なんじゃこりゃ」と頭の中で松田優作の声が響く程のドピンク。「君子危うきには近寄らず」とばかりに、早足でその場を去ったのだが、モール内をぶらぶ ら歩いていると、前から見覚えのあるピンクが視界を捉えた。
 下から舐め回すように見ると、黒い靴(素材は忘れた)、ショッキングピンクのタイツ、グレイのマイクロミニはワンピースだ。その上には黒いパーカーを羽 織り、顔は…おっさん! 角刈りにグレイのハンチング帽を被ったまぎれも無いおっさん。しかも、80歳は超えているだろうか…おじいさんだ。
 どっ、どうしちゃったのだー。モール内で何かのイベントでも…ある訳も無く、仮にあったとしても、老人を使うことはまず無いだろう。
 個人の趣味なのか、間違えたセンスなのか、どうかしちゃったのか、都会ならまだしも、このおっさん、見る人が見たら、どこの誰かは明確なのに勇気ある決断。
 因に、香取慎吾が大写しになった「座頭一THE LAST」のポスターに食い入るように見入っていたのだった。

終電の総武線の恐怖

2010年05月24日 | おかしな人々
 もうかなり以前のことになるが、自分が出会った(見掛けた)珍人筆頭の座に君臨するのはこの人を置いてほかに居ないだろう。
 深夜の総武線は、通勤ラッシュ並みの寿司詰め状態になることも珍しくない。その日も満員とまではいなかいが、立っている人は窮屈なくらいの混み方だっ た。
 事件は、大久保駅で起きた。電車が大久保駅に近づくにつれ、妙な人影が視界に入って来た。そして、ドアが開くと同時に突っ込むように乗って来たのが、黒 い踝まで丈のあるフレアのロングスカート、その上にはこれまた黒革のロングコート、そして、毛先が真っ金金で頭はグレイのの尻を覆う程のロングヘアー、そ のてっぺんには黒いベレー帽を被っている。
 そして、華奢で小さい身体。てっきり、若目のお姉さんだとばかり思っていたのだが…。車内の明るい照明の下で見た彼女の顔は、うどん粉に突っ込んだかの ように真っ白で、今しがた「人を食ってきました」t言わんばかりの真っ赤っ赤の口。何より残念なのは、そのうどん粉にくっきりと刻まれた皺の数々。
 「梅干し婆」と言う言葉がピッタリの梅干しぶりなのだ。
 それだけでも十分怖いのに、その婆の取った行動。それは…。
 車両の真ん中まで進んだ梅干し(婆、以下梅干し)は、つり革につかまって立っている20代半ばと思われるサラリーマンの横に立ち、「あっらー、お・に・ い・さ・ん」とスタッカートをきかせて声をかけた。その声は、酒焼けもしくはタバコ焼けでしゃがれているが甘い声色を出そうと更に声が掠れる。
 サラリーマン、寝た振り。
 続けて向かって、「お兄さん、可愛いわねー」と右の頬を指先で突つく。
 サラリーマン、寝た振り。
 「可愛いからチューしちゃっおうかなぁああ」とおもむろに右の頬にキスし、「あっらあー、口紅がついちゃったわねー」と右手で頬をなでまわす。
 サラリーマン、それでも寝た振り。車内は、「私知らないもんね」、「何も見てないもんね」と全員が自分に災いが降り掛からないように見て見ぬ振りで息を 潜めている。たった1人、欧米系の外国人青年だけが、嬉しそうに身を乗り出してはいたが。
 無事(?)念願のキスを果たした梅干し。次にこれまでとは、打って変わってドスの利いた声で、「てっめー、このヤロー、あたしが本気であんたなんかに夢 中になる訳がねーだろー」。
 サラリーマン、未だ寝た振り。
 この2パターンを繰り返すうちに、総武線は東中野駅へ。すると梅干し。「あっ降りなくちゃ」。一同に安堵の表情と、深いため息が漏れたその瞬間、「で も、今日は気分がいいから、中野駅までいっちゃおーっと」。胸を撫で下ろしていた全員に再び硬直が走る。
 そして東中野駅でドガが開き、乗って来た、20代だろうが30代に見えるとっても太ったお姉さんに向かって、「お・でーぶ・ち・ゃ・ん」と指先で彼女の 鼻の頭を突ついた。件のおでぶちゃんは、正に鳩が豆鉄砲を食らった顔とはこういう顔かと思える表情。そして、「てっめー、このヤロー、てめーみてーなデブ が乗るから電車が混むんだよ」の暴言。おでぶちゃんは、相変わらずビックリの表情を顔に貼付けたまま立ち尽くすのみ。
 きびすを返し、またも梅干し、先ほどのサラリーマンに向かって、「さっきはごめんなちゃい。ほんとーっに可愛い顔しってっる。またチューしちゃっおうか なっー」でキス。
 サラリーマン、更に深い眠りに入った模様。
 「てっめー、このヤロー、あたしが本気であんたなんかに夢中になる訳がねーだろー」。
 そして、「今度はあ・ん・たっ」と隣のサラリーマンへとターゲット変更。こちらも20代。こちらも急遽寝た振り。
 「あんたも可愛い顔しってっるっ。でも、あんたにはチューしてあっげっなあーい」。
 サラリーマン微動だにせず寝た振り。
 そして、ようやく誰もが待ちこがれた中野駅に電車は到着。「あたしが本気になる訳ねーだろ」の捨て台詞と共に梅干しは去って行った。
 不思議な物で、梅干しが居なくなっても車内は物音一つ聞こえないくらいに静まり返り、水を打ったような静けさ。絡まれたサラリーマンはそれでも目を閉じ て自分に降り掛かった悪夢を夢だとでも思い込もうとしているかのようだった。