2012年10月02日
モスクワ発
[第7回国際漁業者会議のテーマは“WTO” ロシア漁業者は外国の経験に学ぶ必要がある]
本日2012年10月2日から明日3日までウラヂオストクにおいて、ロシア内外から水産業界指導者、科学者らが参加し、第7回国際漁業者会議“Международный конгрессе рыбаков”(メジドウナロードヌイ コングレス ルイバコフ)が行われている。
今年のメインテーマは“WTO参加におけるロシア漁業”となっっている。
同会議は、外国の代表者の参加を積極的に受け入れており、今年は、16ケ国、500名以上の産業の代表者、科学者が参加しWTO加盟等に関連し、各国の漁業の管理体制等の実践について情報交換が行われている。
会議の冒頭、沿海地方知事ミクルシェフスキーは、ロシア漁業者が、同国のWTO参加により、産業がどのような環境におかれるかを認識し適応するため、外国の経験を積極的に学ぶ必要があると語った。
また、ロシア漁業庁副長官ソコロフは、WTO加盟による輸出関税の撤廃は、ロシアから外国に対する原料ベースでの輸出を促し、結果として漁業収入を減らすことにつながると指摘した。
さらに、ソコロフは、一方で輸入関税の削減も、製品ベースでの外国からロシアへの輸入増加を促し、収入減につながってしまうと加え、これらの問題の解決を迅速に行うために、外国の経験を学び、効果的な管理体制を確立する必要があると加えた。