ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

問題解決のため“パシフィックアンデス”と「ロシアの海」が合弁へ

2012-10-19 12:19:01 | 日記
2012年10月19日
モスクワ発
[問題解決のため“パシフィックアンデス”と「ロシアの海」が合弁へ]
世界最大のフィレ製品取引業者の中国企業“パシフィックアンデス”(Pacific Andes International Holdings)は、ロシアの水産投資企業グループ“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)と主要事業を合弁で行う可能性がでてきた。
これは、ロシア漁業会社を実質支配し、ロシア海域のスケトウダラの漁獲枠を不当に管理していたとされる“パシフィックアンデス”の展開に関する問題を、ロシア政府が平和的に解決させるためのシナリオとみられ、先週(2012年10月7日からの週)、石油トレーダーで“ルスコエモーレ”主要株主のチムチェンコとロシア第1副首相シュバロフが、この件について協議したとされる。
ロシア側の提案には、中国側の加工施設の無料での使用等が盛り込まれている模様だ。
ロシア連邦独占禁止庁は、この合弁事業を行う場合、ロシア側が51%以上、中国側は49%以下に資本比率を設定すべきだとしている。
(参考過去情報)
2012年04月26日 ウラヂオストク発
[ロシア大手“ルスコエモーレ”「ロシアの海」が極東漁業参画へ]
専門家が、最近、中国人オーナーとの提携について極東漁業会社の調査を開始したことを示唆する一方、大手水産グループ*“Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)が、極東漁業会社から資産売却の申し入れを受けていることを明らかにした。
投資関係者は、この中国資本に関する調査が、同グループの資産入手コストを下げ、低下価格なものにすると指摘している。
大手水産グループ“ルスコエモーレ”「ロシアの海」は、かねてから極東漁業に関心をもっており、幹部関係者によれば、中国企業“パシフィックアンデス”(Pacific Andes International Holdings)に関する噂と、提携されていたとされる極東漁業会社への調査は、彼らの資産価値を削減させ、市場価値を下げる、安全な圧力ということができると語った。
* “Русское море”(“ルスコエモーレ”「ロシアの海」)は、ロシア最大手の水産加工製品供給者。報告担当者(原口)もモスクワ出張の際に、小売店頭で必ず右上のロゴ製品を見かける。いくつかの情報によると、主要株主には、首相プーチンの親友で、ビジネス成功の陰にプーチンとの友好関係があるとされる石油トレーダーのチムチェンコがいるとされている。
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