ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア漁業庁が密漁カニ流通の新たな物流を指摘

2012-10-22 10:37:13 | 日記
2012年10月20日
モスクワ発
[ロシア漁業庁が密漁カニ流通の新たな物流を指摘]
ロシア漁業庁は今秋、IUU漁業(密漁密輸)防止協定に署名したにもかかわらず、日本当局は、ロシアからの密漁密輸カニを防ぐための十分な対応をせず、日本の港を経由して韓国へ搬入される等の流通が増加していると発表した。
同庁によると、現在も毎月300-600トン、ロシア海域のカニが、カンボジア、ベリーズ等の第3国船により密漁密輸されており、その背景に、日本が発給する書類を根拠に、日本を経由して韓国へ搬入される流通があると指摘している。
カンボジア、ベリーズ等の第3国船はカニを密漁し、活カニ製品を保管できる受け入れ施設がある、稚内、紋別、そして網走等、いくつかの日本の港へ入港する。
その後、カニ製品は、入港地から、特別な装置のあるトラックへ積み込まれ、福岡や下関へ日本国内を陸送される。
更に、カニ製品は、日本が発給した証明書等を基に、フェリー等へ積み込まれ、海上輸送で、韓国の釜山港へ搬入されているとしている。
同庁長官クライニーは、状況に変化が生じない場合、日本漁船がロシア排他的経済水域で水棲生物資源を漁獲するための協定等、他の漁業分野の協定で、日本が痛みを伴う可能性もあると示唆した。
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