ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア漁業庁沿海地方管理局長イワンコフの勾留期間の再々延長が認められる

2013-08-14 13:15:31 | 日記
2013年08月14日
ウラヂオストク発
[ロシア漁業庁沿海地方管理局長イワンコフの勾留期間の再々延長が認められる]
捜査機関当局の申請を受け、ウラヂオストクのレーニンスキー地区裁判所は、勾留期限切れとなる、ロシア漁業庁沿海地方管理局長アレクサンンドル・イワンコフ(Иванков Александр Егорович)について、再々延長となる、更なる2ケ月間の勾留を認めた。この決定により、イワンコフの勾留期限は2013年10月15日までとなった。2012年11月にウラヂオストクで行われたカニ漁獲枠オークションで、潜在的な応札参加者の数を不当に制限する、連邦法への重大な違反があったと指摘され、イワンコフは、その責任者としてロシア連邦刑法285条1項、同法286条1項(両項ともに職権乱用に関するもの)の罪にとわれたが、この件について沿海地方仲裁裁判所は、2013年6月にオークションの正当性を認める判決を下している。
しかし、これに加えてイワンコフは別件の刑事事件の罪でもとわれている。2013年2月には、オークションで配分された商業漁獲割当の操業海域の使用契約手続きに関する不正が指摘された。2013年4月には、更に、新たな不正が指摘された。
捜査機関当局によると。漁業庁沿海地方管理局は、2010年5月から2011年9月までの間、ウラヂオストクの民間警備会社と、財産や重要書類の保護管理のための契約を結び、その約定書に責任者としてイワンコフが署名したが、実際にはその活動は行われなかった。
これは、イワンコフの個人的な興味に端を発したもので、自らの上司を喜ばせることを目的に、漁業庁職員が、自由に行動するための車両とその管理を確保したのが実態で、連邦予算に対して不必要な支出20万ルーブルを与えたと追及されている。
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東サハリン漁業区のカラフトマス生産が10万5,600トンに達する

2013-08-14 11:14:29 | 日記
2013年08月14日
サハリン発
[東サハリン漁業区のカラフトマス生産が10万5,600トンに達する]
昨日2013年8月13日、サハリン海洋漁業研究所サフニロは、カラフトマスの今漁期の計画漁獲量について、北西漁業区を6,000トン、東サハリン漁業区を14万5,000トンまで引き上げる勧告を行った。
この二つの漁業区の太平洋サケマスの来遊は当初予想より状況が良く、サハリン州遡河魚種生産管理委員会は、サフニロの勧告に基づき、17の漁業会社に対する追加漁獲割当を承認した。
今年2013年漁期開始から同年8月13日までの北西サハリン漁業区と東サハリン漁業区のカラフトマスの生産量は、それぞれ4,300トンと10万5,600トンに達した。
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ロシア漁業庁が今漁期の第1回目のサンマ操業会議を開催

2013-08-14 03:22:46 | 日記
2013年08月13日
モスクワ発
[ロシア漁業庁が今漁期の第1回目のサンマ操業会議を開催]
ロシア漁業庁は、同庁副長官ソコロフが議長となり、通信を利用した、今年2013年漁期の第1回目のサンマ操業にかかる会議を開催した。
この会議には、極東地方の漁業地域管理局、地方行政、研究機関の代表者らが出席した。
ソコロフは会議の冒頭、今年2013年漁期のロシア漁業者のためのロシア水域での漁獲勧告量について、南クリール海域12万3,000トン、北クリール海域で5,000トンが設定されていることを確認した。
昨日2013年8月12日時点において、漁業庁担当地域管理局は、25者、63隻に対して、南クリール海域10万6,200トン、北クリール海域2,060トンの許可を発給している。
科学研究機関は、一昨年と昨年に引き続き、今年2013年のサンマ漁業を成功させるための、科学的情報の提供、魚群探査等、産業支援体制を計画しており、同年8月第3週から3ケ月間、当該海域へ科学調査船を投入する。
太平洋海洋漁業研究所チンロセンターによると、南クリール海域の操業は8月後半から本格的となり、9月中旬まで続き、色丹島の南と東の海域にまとまった魚群が形成されると予想されている。

(関連過去情報)

2013年07月19日
ウラヂオストク発
[ロシア研究機関が今年漁期のサンマの潜在的漁獲量を発表]
太平洋海洋漁業研究所チンロセンターは、2013年7月16日、学術審議会において、同年漁期のサンマ予想漁獲“Сайра-2013”(サイラ2013)を報告した。
同研究所は、今年2013年漁期のロシア排他的経済水域におけるサンマの潜在的生産量は、南クリール海域18万トン、沿海地方海域と北クリール海域がそれぞれ5千トン、計19万トンで、過去3年間と比較して高くなると評価している。
また、南クリール海域の操業は8月後半から本格的となり、9月中旬まで続き、色丹島の南と東の海域にまとまった魚群が形成されると予想されている。

2013年07月08日
モスクワ発
[極東の科学研究機関はサンマ漁業支援の準備を始める]
ロシア極東の科学研究機関は、一昨年と昨年に引き続き、今年2013年のサンマ漁業を成功させるための、科学的情報の提供、魚群探査等、産業支援体制の準備を計画している。
厳しい財政状況から、2009年と2010年、当該機関による産業支援が不十分だったため、サンマ漁業は成功せず、改めて、その必要性が確認された。
太平洋海洋漁業研究所チンロセンターは、2011年には、科学的情報の支援等を再開し、厳しい海況の中、商業船の漁獲量を2倍に押し上げたと、その活動の成果を発表している。
同センターによると、サンマ漁業にとって重要なのは、魚群探査と、資源移動の予測であり、その中にあって、海流と気象条件は、最も大きな要因の一つと指摘している。
同センターは、今年2013年サンマ漁期中、所属科学調査船“Владимир Сафонов”(ウラヂミルサフォノフ)を北太平洋の公海から、クリール列島太平洋側海域へ投入し、魚群探査、科学的情報提供等の産業支援を継続する計画としている。
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