2013年08月21日
モスクワ発
[独占禁止庁の警告に当惑するロシア水産市場商業企業協会]
ロシア水産市場商業企業協会は、ロシア独占禁止庁から、価格情報にかかる警告を受け、当惑していると発表した。
同協会は2013年8月12日、バイヤーに対して、冷蔵ノルウェーサーモンの価格が高騰し、キログラム当たり9ドルに達していると報告、末端上代価格が600ルーブルを超える可能性を示唆した。
この件について独占禁止庁は、カルテルによる価格統制で、独占禁止法違反にあたると警告した。
同協会は、現実問題として製品は、市場原理に基づき価格が決定され、自らの協会に価格を統制する機能も権限もなく、単に情報を提供しただけだと反論している。
なお、以前から、独占禁止庁は*ノルウェーの供給者と輸入業者、流通の過程に共謀があると指摘しており、庁内に調査委員会を特別に設置した経緯にある。
(*参考ノルウェー水産物審議会(NSC)のホームページから)
ノルウェー水産物審議会(NSC)は、ノルウェー水産業界のジョイント・マーケティング組織です。
さかなおよび魚肉製品の輸出に関する規則に従いノルウェー漁業省によって設立され、国内外におけるノルウェーシーフードへの関心の向上を目的としています。NSCは世界20カ国以上で活動を展開しており、日本では特にサーモン、サーモントラウト、サバ、シシャモを中心としたさまざまな活動を展開しています。
“ノルウェーシーフードの魅力を世界へ”
ノルウェー水産物審議会(NSC)は1991年、ノルウェー国会において法律による認可を受け、ノルウェー水産省管轄下の団体として設立されました。ノルウェー国内のみならず世界規模でノルウェーシーフードに対する関心と意識の向上を図ることがNSCの設立目的で、輸出業者の認可・登録からノルウェー水産業界に対しての情報提供、およびノルウェーシーフードの国内外におけるジョイント・マーケティングの実施が法律によって義務づけられています。現在、主にマーケティングをはじめ、マーケット情報の分析・統計、さらに市場アクセスを推進するためのデータベースの構築を中心とした活動を行っています。
NSCでは、これらの活動を通じて、より多くの国の人々にノルウェーの海が育てた新鮮な食材やおいしさを広めていきたいと考えています。
“マーケティング”
マーケティングの目的は、ノルウェーシーフードの需要を高めることにあります。したがってNSCでは、水産業界と緊密な関係を保ちながらノルウェー水産業界の意向を市場に反映させるため、各魚種(サーモンとサーモントラウト、白身魚、エビ、保存品〈塩、塩蔵、干物〉、浮魚)ごとにマーケティング顧問を設置。
ノルウェー水産業界が魚種および市場を決定した後にマーケティング活動を行い、その魚種や市場の販売推進を支援しています。日本ではサーモン、サーモントラウト、サバ、シシャモを中心としたマーケティングを行っています。
“マーケット情報”
NSCには、分析・統計を専門に行う独立部署があり、シーフードに関連した市場調査と分析を行っています。この活動は、ノルウェー水産業者、各漁業団体、ノルウェー当局、そしてノルウェー内外の研究開発機関と密接に連携して行われ、収集・分析された情報は、ノルウェー輸出業者や関係者・関係当局に提供されています。
“市場アクセス”
ノルウェー水産業界の目標は、主要市場への参入を推進することです。この目標を達成するためにNSCでは、ノルウェーの水産関係者が各市場の輸入割当量や関税、取引状況を把握できるようなデータベースを構築する予定です。またNSCが市場アクセスの拡大努力をする上で、関係機関として機能する独立した運営委員会も設置しています。
モスクワ発
[独占禁止庁の警告に当惑するロシア水産市場商業企業協会]
ロシア水産市場商業企業協会は、ロシア独占禁止庁から、価格情報にかかる警告を受け、当惑していると発表した。
同協会は2013年8月12日、バイヤーに対して、冷蔵ノルウェーサーモンの価格が高騰し、キログラム当たり9ドルに達していると報告、末端上代価格が600ルーブルを超える可能性を示唆した。
この件について独占禁止庁は、カルテルによる価格統制で、独占禁止法違反にあたると警告した。
同協会は、現実問題として製品は、市場原理に基づき価格が決定され、自らの協会に価格を統制する機能も権限もなく、単に情報を提供しただけだと反論している。
なお、以前から、独占禁止庁は*ノルウェーの供給者と輸入業者、流通の過程に共謀があると指摘しており、庁内に調査委員会を特別に設置した経緯にある。
(*参考ノルウェー水産物審議会(NSC)のホームページから)
ノルウェー水産物審議会(NSC)は、ノルウェー水産業界のジョイント・マーケティング組織です。
さかなおよび魚肉製品の輸出に関する規則に従いノルウェー漁業省によって設立され、国内外におけるノルウェーシーフードへの関心の向上を目的としています。NSCは世界20カ国以上で活動を展開しており、日本では特にサーモン、サーモントラウト、サバ、シシャモを中心としたさまざまな活動を展開しています。
“ノルウェーシーフードの魅力を世界へ”
ノルウェー水産物審議会(NSC)は1991年、ノルウェー国会において法律による認可を受け、ノルウェー水産省管轄下の団体として設立されました。ノルウェー国内のみならず世界規模でノルウェーシーフードに対する関心と意識の向上を図ることがNSCの設立目的で、輸出業者の認可・登録からノルウェー水産業界に対しての情報提供、およびノルウェーシーフードの国内外におけるジョイント・マーケティングの実施が法律によって義務づけられています。現在、主にマーケティングをはじめ、マーケット情報の分析・統計、さらに市場アクセスを推進するためのデータベースの構築を中心とした活動を行っています。
NSCでは、これらの活動を通じて、より多くの国の人々にノルウェーの海が育てた新鮮な食材やおいしさを広めていきたいと考えています。
“マーケティング”
マーケティングの目的は、ノルウェーシーフードの需要を高めることにあります。したがってNSCでは、水産業界と緊密な関係を保ちながらノルウェー水産業界の意向を市場に反映させるため、各魚種(サーモンとサーモントラウト、白身魚、エビ、保存品〈塩、塩蔵、干物〉、浮魚)ごとにマーケティング顧問を設置。
ノルウェー水産業界が魚種および市場を決定した後にマーケティング活動を行い、その魚種や市場の販売推進を支援しています。日本ではサーモン、サーモントラウト、サバ、シシャモを中心としたマーケティングを行っています。
“マーケット情報”
NSCには、分析・統計を専門に行う独立部署があり、シーフードに関連した市場調査と分析を行っています。この活動は、ノルウェー水産業者、各漁業団体、ノルウェー当局、そしてノルウェー内外の研究開発機関と密接に連携して行われ、収集・分析された情報は、ノルウェー輸出業者や関係者・関係当局に提供されています。
“市場アクセス”
ノルウェー水産業界の目標は、主要市場への参入を推進することです。この目標を達成するためにNSCでは、ノルウェーの水産関係者が各市場の輸入割当量や関税、取引状況を把握できるようなデータベースを構築する予定です。またNSCが市場アクセスの拡大努力をする上で、関係機関として機能する独立した運営委員会も設置しています。