2017年08月18日
モスクワ発
[ロシアと日本のクリールにかかる対話は続く]
ロシア水産業界紙WEBは、“ロシアと日本のクリールにかかる対話は続く”と題し、2017年8月17日、モスクワにおいてロ日外務次官級会議が開催され、可能性のある共同経済プロジェクトのリストを議論したと伝えた。
(以下関連NHK報道)
2017年08月18日
NHK
[日ロ次官級協議 共同経済活動の事業案絞り込み
日本とロシアの首脳会談が来月行われるのを前に、北方領土での共同経済活動の実現に向けた日ロの外務次官級の協議がモスクワで行われ、事業案の絞り込みや双方の法的な立場を害さない「特別な制度」について意見を交わしました。安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領は、来月、ロシア極東のウラジオストクで首脳会談を行い、北方領土での共同経済活動の実現に向けて意見を交わす見通しです。この会談を前に17日、日ロの外務次官級の協議がモスクワで行われ、日本側から秋葉外務審議官と、ことし6月に共同経済活動の具体化に向けた現地調査団の団長として北方領土を訪れた長谷川総理大臣補佐官、ロシア側からモルグロフ外務次官が出席し、およそ7時間にわたって議論を行いました。終了後、記者会見を行った秋葉外務審議官と長谷川補佐官は、協議の中で共同経済活動の分野として日ロ両政府が合意している「漁業」や「観光」などから、経済的な利益が見込める事業の案の絞り込みを進めたことを明らかにしました。また、共同経済活動の実現をめぐっては日ロ双方が法的な立場を害さない特別な制度づくりが課題となっていて、秋葉外務審議官は、この特別な制度についても意見を交わしたと述べましたが、詳細については明らかにしませんでした。日ロ両首脳は、今回の協議の結果を踏まえ、来月の会談に臨むことにしています。