2017年08月17日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[米国ピーターパン・ポートモーラー工場火災 港湾施設のほぼ半分が影響を受ける]
2017年8月16日、米国ピーターパン・シーフーズ社のポートモーラー工場で発生した火災で、同社港湾施設のほぼ半分が影響を受けることになる。
“Public Radio for Alaska‘s Bristol Bay”が伝えた。
航空調査によると、主発電機システム、冷蔵庫、冷凍プラント、保管区域、事務所が火災で傷んでいるが、港湾施設の約6割は延焼しなかった。
しかし、それらも熱の影響を受けた可能性があり、その報告は、まだ早すぎるとしている。
死者も重傷者も報告されておらず、火災の原因はまだ明らかではない。
先週、木曜日、2017年8月17日午後の時点で、ピーターパン・シーフーズ社はコメントをしていない。
2017年08月18日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[米国水産ジャーナリストがピーターパン・ポートモーラー工場の年内の閉鎖の可能性を示唆]
August 18, 2017 “Seafoods Source” Christine Blank
“Massive fire closes Peter Pan salmon plant”
A massive fire at Peter Pan Seafoods’ Port Moller, Alaska-based salmon processing facility will cause the plant to close its doors for the 2017 season.
The fire at the 100-year-old plant broke out around midnight on 16 August, and burned into the morning, according to Alaska Dispatch News. Power, running water and internet connections were down in the remote community.
While Maruha Nichiro-owned Peter Pan did not list the cause of the fire, it said that “damage from the fire is extensive enough to halt operations for the remainder of the 2017 season,” in a statement on its website.
However, all crew and personnel are reported safe and uninjured, Peter Pan said.
Despite the bad news, Tokyo-based Maruha Nichiro said profit rose to JPY 8.5 billion yen (USD 77.6 million; EUR 65.7 million) in its most recent quarter, up 30 percent from the same period last year.
2017年08月21日
日刊みなと新聞
[米ピーターパン社サケ加工場が火災 マルハニチロ子会社]
マルハニチロ(伊藤滋社長)の米国子会社、ピーターパンシーフーズ社のポートモーラー工場で火事が発生した。16日深夜の午前0時ごろ出火。マルハニチロによれば、被害の詳細はわかっていないが、この火災による死傷者はいない。
ポートモーラー工場はアラスカ産サケの主力加工場の一つ。工場はアンカレジの南西550マイルのアラスカ半島の北側に位置し、サケの来遊シーズンに合わせて5~9月の約5カ月間、操業している。
シーズン最盛時には約140人が働いている。
ベニサケを中心にキングサーモン、ギンザケ、シロサケを加工。冷凍ドレス、定塩フィレー、スジコなどを生産。その品質は合併前の旧ニチロ時代から定評がある。
火災による被害の状況は18日現在、わかっていない。一部で残りのシーズンは操業を停止すると報道されているが、マルハニチロは「操業を停止するかどうか詳細な報告は届いていない」としている。