2018年11月18日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[ロシア農業省が来年2019年の排他的経済水域のサケマスTACを承認]
ロシア農業省は、2018年11月9日付No.516により来年2019年のロシア海域のTACを承認した。
この中で、2015年まで、ロシアと日本の流し網漁船が利用していたロシア排他的経済水域における太平洋サケマスについても、2014年から2017年、そして今年2018年同様、約2万2,500トンの海域別、魚種別TACが設定された。
ロシアの漁獲割当が来年2019年に更新され、新たに向う15年間設定されるにあたり、その利用が注目されることになる。
なお、例年、沿岸の太平洋サケマス漁業については、各地域の遡河性魚種生産管理委員会の漁獲勧告に基づき操業が行われており、TAC設定の対象外となっている。