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北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

低迷する慶尚北道東海(日本海)ズワイガニ漁業

2018-11-07 16:51:27 | 日記

2018年11月07日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[低迷する慶尚北道東海(日本海)ズワイガニ漁業] 
2018年11月6日、韓国の慶尚北道によると、東海(日本海)のズワイガニの漁獲が低迷している。
韓国一般紙(WEB)が伝えた。
慶尚北道は韓国のズワイガニの漁獲量の8割を占めている。
韓国のズワイガニの漁獲量は、2005年に2,500トンだったが、2014年に1,706トン、2015年1,625トン、2016年1,386トン、そして昨年2017年1,626トンと低迷している。
ズワイガニ漁獲量の減少は、禁漁期間の設定、雌ガニ、稚ガニの漁獲規制も要因となっているが、大きな回復をみせていない。
一方で、行政当局と海上警察が取締を強化しているが、未だにズワイガニの違法操業が絶えない。
禁漁期間中の10月30日、東海でズワイガニを獲っていた漁業者3名が海上警察に摘発された。
浦項海警関係者は、魚類資源の保護のために今後も違法漁業を強力に取り締まるとしている。
(関連情報)
2018年11月06日 
時事通信
[ズワイガニ、半減の危機=3年後の日本海側-新潟の研究所予測]
冬の味覚の代表格で、漁が6日に解禁されたズワイガニの生息数が日本海側で来年以降減少し、3年後には現在の約半分に落ち込むとの予測を、日本海区水産研究所(新潟市)が同日までにまとめた。原因は不明だが、生後3年以内に死ぬ個体数が増えた可能性があるという。
同研究所は水産庁の委託を受け、今年5~6月、能登半島沖から島根県・隠岐諸島西の山陰沖にかけ137カ所で推定生息量を調査した。
国の基準では、雄は甲羅の幅が9センチ以上、雌は産卵可能な成熟状態であることが漁獲できる条件。調査の結果、こうした条件を満たすカニの量は雄雌ともに例年並みだったが、未成熟の稚ガニは過去20年で最低レベルだった。
調査海域におけるズワイガニの推定生息量は約2万2000トンで、今年まで増加傾向が続いていた。
しかし稚ガニの推定量を基に分析した結果、2019年に約1万9,000トン、20年に約1万5,000トン、21年には約1万2,000トンにまで減少するとみられる。

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