ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア 深海カニ資源利用契約切れ対象漁獲割当オークション 2023年12月19日再設定

2023-12-04 19:20:19 | 日記

2023年12月04日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア 深海カニ資源利用契約切れ対象漁獲割当オークション 2023年12月19日再設定]

資源利用契約が終了した深海カニの残枠4ロットを対象とするカニ漁獲割当オークション第1弾の追加として、2023年11月22日、当該オークションが実施される予定だったが、参加申込期限となる同17日までに応札申請者がなく、不成立となった。

ロシア漁業庁は、この残枠の処理対応として、当該オークションの再実施を2023年12月19日に設定したと発表した。

応札参加申込は、同15日までとなっている。

上場が発表されているのは、沿海地方海域と西サハリン海域のベニズワイガニ、北部オホーツク海域と東サハリン海域のトゲズワイガニ、それぞれTACの16.666%、計4ロットとなっている。

規則では、再オークションの場合、スタート・プライスを下げて上場することが可能となっているが、今回、ロシア漁業庁はこれを利用せず、前回と同じ5億717万7,000ルーブルとしている。

オークションの漁獲割当落札者にはロシア国内造船所において全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることとなっている。

オークションが設定された背景には、沿海地方のテフィダ(Тефида)社が、“国防•安全保障戦略産業に対する外国人投資手続法” (外国人投資法)に抵触し、ロシア漁業庁から資源利用契約が打ち切られ、残枠が発生したものと見られている。

2020年10月30日に開催された当該第1弾のオークションで、テフィダ(Тефида)社が深海ガニ4ロットに応札申請、他に応札者がなく、規則に基づき、スタート・プライスでこれらを獲得していた。

しかし、2022年3月、ロシア独占禁止庁が、同社が米国資本により不当に管理されていると認定、その後、訴訟判決結果等、一連の経緯を受け、ロシア漁業庁は、2023年7月、資源利用契約を打ち切った経緯がある。

ロシアでは2022年10月7日付連邦法No.389-FZで、外国人投資法が改正され、漁業活動への外国人資本参加が完全事前承認制となっており、これは漁獲割当配分を受ける漁労事業ばかりでなく、加工、積替え、荷揚、輸送、保管等、漁業活動にかかるすべてを対象としている。

これより先の2021年7月にも、やはり“外国人投資法”の改正が行われており、漁業分野の外国人資本参加の事前承認の義務付け上限を、50%から25%とする規制強化がなされていた。

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ロシア漁業者 イワシ漁獲量48万トン 8割増  日刊水産経済新聞 

2023-12-04 07:43:31 | 日記

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