2023年12月01日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア漁業者 日本EEZ“またがり資源”東サハリン海域ニシン操業概況]
今年2023年漁期、日本EEZオホーツク海・日本海の“またがり資源”と評価されている東サハリン海域ニシンのロシア漁業者による生産量は、同年11月20日までに9,400トンに達し、当該漁獲勧告量設定1万9,930トンに対する開発率は約5割となっている。
ロシア科学研究機関はアニワ湾を含む東サハリン沿岸のニシンの資源量を約100万トンと算定している。
また、東サハリン沿岸沖合のニシン資源は、北部湾内の系群とサハリン・北海道系群で構成されているが、現在、その大部分を後者が占めていると評価している。
今年、2023年の漁獲勧告量1万9,930トンの内、1万8,700トンがサハリン・北海道系群としている。