2023年12月12日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア漁業庁長官“投資クオータ”第2弾 応募申請の暫定的結果を発表]
ロシア漁業庁長官シェスタコフは、2023年12月8日を期限とした“投資クオータ”第2弾の案件申請受付の暫定的結果を発表した。
ロシア極東海域“投資クオータ”の第2弾ではスケトウダラとニシン等についてTACの20%以内において漁獲割当が配分されることになる。
また、義務付けされるプロジェクトは、加工トロール漁船、冷凍運搬船、中型漁労船の建造と、水産加工場、水産複合施設の建設等となっている。
シェスタコフは、案件申請受付は押し並べて成功と評価されると語り、漁船建造プロジェクト案件について割当枠を超える件数の申請があったことを明らかにした。
“投資クオータ”第2弾は、北部海域も対象とした当該第1弾と異なって極東海域のみで、26件の案件申請があったとされている。
適合件数が許容件数を前後する時、オークションが実施される場合がある。
なお、今後30日間にわたり、申請案件の審査作業が行われることになる。