ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

ロシア原子力コンテナ商船“セヴモルプチ”で火災発生 核拡散の脅威はないと当局発表  北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

2023-12-25 15:12:53 | 日記


 

BREAKING 2023年12月25日

北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[ロシア原子力コンテナ商船“セヴモルプチ”で火災発生 核拡散の脅威はないと当局発表]

国営原子力企業”ロスアトム“(Росатом)の子会社”アトムフロート“(Атомфлот)が運航し、北極海航路輸送プロジェクトを担っている原子力コンテナ商船*“セヴモルプチ”(Севморпуть)で火災が発生した。

ロシア非常事態省(МЧС)ムルマンスク州支部が発表した。

火災が発生したのは船室の1区画30平方メートルで、速やかに消防が火元に到着、すぐに消火され、延焼なく、死傷者もいないと伝えられている。

また、核拡散の脅威はないと加えられている。

*“セヴモルプチ”(Севморпуть)

1988年(ソ連時代)に建造されたKLT(КЛТ)-40タイプ原子力発電所を備えた砕氷輸送船。全長260メートル。原子力発電所で建造された非軍事商船4隻の中で最大。北海航路にちなんで名付けられ、プロジェクト10081唯一の船舶。コンテナで製品を北部の遠隔地に輸送することを目的としており、厚さ1メートルまでの氷を粉砕して航行可能。2019年現在、原子力発電所を備えた唯一の運航貨物船。

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第3国加工ロシア原産水産物製品禁輸追加制裁措置 米国の水産市場と消費者を痛めつけることになる

2023-12-25 14:42:03 | 日記

 

BREAKING 2023年12月25日

リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二

[第3国加工ロシア原産水産物製品禁輸追加制裁措置 米国の水産市場と消費者を痛めつけることになる]

既報のとおり米国財務省外国資産管理局(Office of Foreign Assets Control)は2023年12月22日、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置を発表した。

米国当局は、この義務付けについて、米国に輸入される以前に、第3国で加工されたロシア産のあらゆる水産物、食品が含まれるとしており、当事者が輸入業者で、自身が用意する認証と法令順守により市場に流入しないことが保障されると説明している。

これらに対して全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ会長ズベレフは、苦しむのはロシア漁業者ではなく、むしろ、米国水産市場と消費者だと指摘している。

ズベレフは、昨年2022年から導入されたロシア産水産物製品の輸入禁止措置が、既に米国の小売店、ホテル、レストラン、カフェ等でのカニの価格高騰と、需要の半減を招いていると語り、この10年間で米国漁業のマダラの生産量が半減していて、これも供給不足を招くことになる等を加えた。

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